2017年11月06日

頑固な慢性疾患や、こじれたアトピー性皮膚炎が、西洋医学治療はもとより、保険漢方でも改善を得られない理由は

2009年11月06日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年11月06日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 いわゆる難治性疾患はもとより各種慢性疾患、および皮膚科医師の「ステロイドを常用すべし」との指導を忠実に守ったために、ますます悪化して悲惨な状態に陥ったアトピー性皮膚炎なども含めて、何年間にもわたって改善が得られず、西洋医学治療はもとより、保険漢方のみならず地元の漢方薬局でもなかなか改善が得られない頑固な各種慢性疾患は、要約して言えば、専門的には壊病の類であり壊証ともいえるし、さらに言えば、寒熱錯雑、虚実挟雑を通り越して虚実錯雑状況を呈して、五臓六腑それぞれの寒熱・虚実が錯雑状態に陥っていることが多い。

 このような状況下であっても、互いのたゆまぬ根気と努力さえあれば、多くの場合、8割以上の改善を得られるし、さらに頑張れば9割以上の安定した改善を得ることができる。

 そのような人達が、最終的には大の漢方ファンになるのだが、根気の無い人や、自尊心が強すぎて、人の言うことが素直に聞けない人、車に乗ったら性格が豹変して危険運転を繰り返すような罰当たりな人達には、短気な人が多いだけに、村田漢方堂薬局とは無縁の人達ということになる(苦笑。

 それにしても、皮膚科の多くの医師達が、アトピー性皮膚炎の治療目的に相変わらずステロイドを投与されるのはよいとしても、連日、長期に亘って毎日塗布するように指導し、再来する度に、医師みずから、あるいは看護師さんに指導して、強引に塗布されたために、一時は効果があっても、運が悪いと一ヶ月もしない間に塗布された場所が茶褐色にみるみる変色して、初診時よりもアトピーがさらに悪化して悲惨な状態になって漢方相談に訪れる人が、例年、後を絶たない。

 そのような状態を漢方薬で何か月もかかって改善するには、お互いの根気がいることだから、スタッフの少ない漢方薬局ゆえ、手間と時間のかかるアトピーの相談ばかりを受け付けるわけにはゆかないので、ほんとうに困った問題である。

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2009年11月06日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年11月06日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ
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