2009年9月29日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ
脳腫瘍といっても良性腫瘍ながら、血管を巻き込んで微妙な位置にあるため、特殊な技術のある特定の病院でなければ不可能とて、かなり遠方の病院を紹介されることになった人。
ふらつきやめまい、耳鳴りなどを伴って、やや体力と食欲も低下していることろへ、手術までに少しでも状態をよくしようと、牛黄製剤を主体に五苓散や香蘇散、雲南田七やキノコ関連の製品などによって、めまいや体力・食欲も回復して元気に手術に向かった。
微妙な位置だけに、術後の後遺症が心配されたが、手術は大成功でほとんど後遺症もなく無事に終えたと遠方の病院から直接嬉しい電話がかかってきた。
腫瘍自体は良性だから、後遺症を残さず摘出できれば、それですべてがめでたしということになる。
昨年の1月、腹腔内に生じた某悪性腫瘍(大腸癌とは異なって悪性度の高いやや特殊な腫瘍)で、既に肝臓と肺に転移しており、手術不能の宣告で、半月後の再検査では、その短期間で原発巣が目立って大きくなっており、進行スピードが尋常ではなかった。
そこで強力な抗がん剤と多種類の漢方薬1年以内で、原発巣も含めてすべて消滅したところで、都合により漢方薬の服用を激減してしまった。
その影響もあったか、今年になって原発巣だけに1cmほどの腫瘍が再発。このため再度の抗癌剤と、微妙な位置ながら放射線治療も行った。
幸か不幸か、その後、半年たっても、原発の再発巣以外、全身くまなく検査しても、一切転移は見られないだけに、本人はまったく無症状のまま頗る元気で病人とは思えないほど、食べ過ぎてややメタボになったほど。
そういう状況だからか、2人の医師に患部を摘出すれば根治の可能性が高まるなどと熱心に説得されて、嫌がる手術を強く勧められて10時間の手術で大成功ということになっていた。
ところが、これで根治の可能性が高まったと喜んでいたのもつかのま、一ヶ月半もしないうちに、脳転移、肝転移、原発巣付近の再発で、突然痙攣を生じて救急車で運ばれた。
手術前はまったく無症状で元気一杯だっただけに、明らかに不必要な手術による刺激と免疫力の激減によって爆発的な転移を再発させた状況ではあるが、ご家族は、医師の勧めに従わず、手術を拒否していたら、確かに元気な状態が長く続いていたとしても、数年以内に転移が生じていたとしたら、その時になって、強く奨められた手術をしなかったことをひどく後悔していただろうから、どちらにしても賭けだった、と述懐されながら、現状に合わせた漢方サポートを求められるのだった。
ともあれ、以前にも実例をこのブログで取り上げたように、転移癌だった場合、手術に限らず、抗癌剤が合わなかった場合、それを中止して、漢方サポートによって完璧に元気を回復したからといって、再度、合わなかった抗癌剤を再投与された場合、悲惨な結果となった複数の実例がある。
上記のように手術が却ってアダになるばかりでなく、合わない抗癌剤の場合も、せっかく眠っていたものを、それらによって俄然スイッチが入ってしまい、爆発的な進行をもたらす場合があるので、転移癌の場合は西洋医学的な過剰治療は、結果論といえども、主治医の皆さんには、慎重には慎重を期して頂きたいものである。
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2010年9月29日の茶トラボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ
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