2017年05月31日

本の「帯」の重要性について

2010年05月31日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年05月31日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

 村田恭介氏の愚著『求道と創造の漢方』のように、はなから帯が付いてない書籍は問題外だが、一般書籍の多くは、とても重要な「帯(おび)」が付いている。

 たとえば、アルフレッド・R・ウォーレス著『心霊と進化と−奇跡と近代スピリチュアリズム』という単行本には、
    事実は事実!!
"自然淘汰"の第一発見者ウォーレスは同時に熱心な心霊研究家であった。ダーウィン進化論との決定的な相違もそこにあった。学会の軽蔑と非難の中で、「事実は頑固である」と、あくまで真摯に心霊現象と取り組んだところに彼の面目が躍動している。
とあるように、本書の出版意義が的確に示されている。

 だから、2017年05月12日 一部の古本業者の書籍に対する情けない見識 で書いたように、アマゾンに書籍類を出品している一部の業者に、
帯をお付けできる保証はございません(商品の一部とみなしておりません)
と、このように帯を”商品の一部とみなしておりません”とぬけぬけと表示して恬として恥じないのは、不見識極まりないのである。

 そもそも、従来の古書業界では、帯があるかどうかで、書籍の評価は大きく異なるのが常識である。

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2015年5月30日のシロちゃん(2歳)とクロちゃん(3歳)
2015年5月30日のシロちゃん(2歳)とクロちゃん(3歳) posted by (C)ボクチンの母