2010年05月28日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母
60代の女性。薬剤師の仕事で多忙を極める日々が続き、忙しいだけでなく神経を消耗する仕事内容だけに、歳のせいか、ボディーブローのような蓄積疲労。
折々に心臓が口から飛び出そうな気分の悪さが続くようになり、血圧は正常であっても脈拍が常時90を超えるようになった。
炙甘草湯+牛黄製剤でも効果がなく、牛黄製剤や柴胡加竜骨牡蠣湯なども無効。
牛黄製剤はそのまま続けながら、柴胡加竜骨牡蠣湯の服用量を許容範囲内で、かなり増量し、天王補心丹と生薬製剤二号方を追加。
(但し、もともと胃の消化剤として大柴胡湯などの愛用方剤は他にも多い。)
これによって、即効を得て、脈拍は73前後に落ち着き、忙しく動き回ったあとでも脈拍が90を超えることはなくなった。
最も苦痛だった「心臓が口から飛び出そ」うな気分の悪さも、二度と再発することがない。
以上、当然、日頃の体質とともに、現時点の一連の症候に基づいて、五臓六腑の寒熱・虚実を詳細に分析し、つまり詳細な弁証論治に基づいて、適切な配合を得られた結果、即効を得たのであって、似た症状だからといって、体質や五臓六腑の寒熱・虚実が異なれば、適切な配合は大きく異なるので、症状だけで漢方薬を選ぶべきではない。
上記の理由から、素人さんが真似しても、フィットすることはほとんどあり得ないので、必ず専門家に相談すべきである。
専門家でさえ、1〜2回の漢方相談で、直ぐに適切な配合が見つかるとは限らないのだから、なおさら、素人療法では滅多に適切な漢方薬が得られるはずもない。
1日1回、今日も応援のクリックをお願いします
2012年05月28日の茶トラのボクチン(8歳) posted by (C)ボクチンの母
【関連する記事】
- 再現性は不明だが・・・
- 牛黄の思い出
- 「ジャージャーと流れ出て、いつまでも止まらない涙」を一発で止めた漢方薬!!!
- 漢方の真の凄さは一般の人には秘密の玉手箱
- 気分の落ち込みを救う漢方薬の切り札
- 葛根湯で頭がボンヤリの霧が晴れてスッキリ!
- てっきり心筋梗塞で、いよいよこの世からおさらばかと思った日
- 咽喉腫痛に高熱を発すると、コロナかと不安になるが・・・
- 即効続きの運のよい初老の女性
- 高濃度の杞菊地黄丸料エキス製剤で極度の眼精疲労のみならず食欲も回復
- 長年の苦しい痼疾が漢方薬で超即効が得られる人は
- 「驚くほど身体中が痛みます」 という、冷え込みの後で生じた全身の激しい疼痛が
- 杞菊地黄丸のエキス顆粒製剤によって即効的に視力が回復
- 牛黄製剤だけでは体力・気力がもたなくなっていたので
- 青天の霹靂、更年期不定愁訴症候群やパニック症候群が超即効で快癒した2例
- 様々な疾患で、フィットした漢方薬を服用すると快便が得られるようになる
- 薬局に入るなり、明らかに落胆の表情(苦笑
- 風邪が治ったあと、一ヶ月も続いた咳嗽が、地竜で一発で治ったとの報告
- 咽喉にべったりと粘痰がへばりついたような咽中炙臠に半夏厚朴湯や麦門冬湯がまったく..
- お医者さんも生身の人間、牛黄を愛用しても何の不思議はないのだが・・・