2007年06月15日

時間に余裕の無い人の漢方相談について

 もちろん上記のタイトルが初めて来られた人の話しなら、最初ッから御相談はお断りである。

 自分の身体のことなのに時間がないから早く漢方薬を売ってくれ!

という態度で来られれば、ケンモホロロに、あるいは慇懃無礼にお断りするのがオチである(笑)

 問題は、数年近く漢方薬を続けている人の場合で、これまで順調だったので最初の数回以降はすべて代理の御家族が定期的に漢方薬の補充にみえられていたが、今年ばかりは例年になくひどい黄砂のせいで、これまでの漢方薬の組み合わせでは、効果が脆くなったように思うと久しぶりに直接御本人のご相談である。

 ところが時間が僅かしかない。会社の昼休みの利用であるから無理もないとはいえ、数年も続けていると初期の真剣勝負の時代を忘れられるのも時に困ることがある。
 薬局という性質上、数年ともなればお気軽になるのも分からぬでもないが、やや高額な費用をせっかく消費しているのだから、こんな大事な節目にこそ、久しぶりの大事な微調整なのだからもっと時間に余裕をもって来て欲しいものである

 久しぶりの急な相談でしかも時間に余裕がないとなると、コチトラ一瞬の判断を即座に行わなければならない酷いストレスの為に、治っていたはずの高血圧が一瞬にして再発してしまったのであった。

 ましてや、これまでこちらに相談することなく、勝手な配合の微調整を行って破綻を来たしてしまった部分も無きにしも非ずの素人判断を続けていたことを聞けば、ますます厳重な諸注意を与えたいところだが、それにもやっぱり時間がない。

 あまりにも短い微調整のアドバイスが終わったあとも、当然のことながら今後の大事な方針など言い残したことがたくさんあるので、いつまでもイライラした気分が続くばかりの一日であった。

 実を言えば上述の人の場合は以前、ヒゲジジイの多くの点で保守的な心情がよほど癇に障ったらしく、それゆえに少しでもヒゲジジイのツラを見るのが厭わしいらしいのである(イラっ。

ラベル:配合の微調整
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posted by ヒゲジジイ at 20:43| 山口 ☁| 徹底したポリシー | 更新情報をチェックする