自分の身体のことなのに時間がないから早く漢方薬を売ってくれ!
という態度で来られれば、ケンモホロロに、あるいは慇懃無礼にお断りするのがオチである(笑)
問題は、数年近く漢方薬を続けている人の場合で、これまで順調だったので最初の数回以降はすべて代理の御家族が定期的に漢方薬の補充にみえられていたが、今年ばかりは例年になくひどい黄砂のせいで、これまでの漢方薬の組み合わせでは、効果が脆くなったように思うと久しぶりに直接御本人のご相談である。
ところが時間が僅かしかない。会社の昼休みの利用であるから無理もないとはいえ、数年も続けていると初期の真剣勝負の時代を忘れられるのも時に困ることがある。
薬局という性質上、数年ともなればお気軽になるのも分からぬでもないが、やや高額な費用をせっかく消費しているのだから、こんな大事な節目にこそ、久しぶりの大事な微調整なのだからもっと時間に余裕をもって来て欲しいものである。
久しぶりの急な相談でしかも時間に余裕がないとなると、コチトラ一瞬の判断を即座に行わなければならない酷いストレスの為に、治っていたはずの高血圧が一瞬にして再発してしまったのであった。
ましてや、これまでこちらに相談することなく、勝手な配合の微調整を行って破綻を来たしてしまった部分も無きにしも非ずの素人判断を続けていたことを聞けば、ますます厳重な諸注意を与えたいところだが、それにもやっぱり時間がない。
あまりにも短い微調整のアドバイスが終わったあとも、当然のことながら今後の大事な方針など言い残したことがたくさんあるので、いつまでもイライラした気分が続くばかりの一日であった。
実を言えば上述の人の場合は以前、ヒゲジジイの多くの点で保守的な心情がよほど癇に障ったらしく、それゆえに少しでもヒゲジジイのツラを見るのが厭わしいらしいのである(イラっ。
ラベル:配合の微調整
【関連する記事】
- 過去の経験則で言えることは・・・
- サイコパスの国家元首が蔓延する世界と同様に
- あらずもがなのプライド━武士は食わねど高楊枝
- 関西の医療従事者のお馴染みさんから、ご親戚の新規相談依頼にお返事した内容
- 漢方相談が必要な場合は、マスクのみならずフェイスシールド着用が必須!
- 新たな疾患や、昔の症状の再発で、久しぶりに来局される人達
- 予約制にしない最大の理由は
- ご高齢者で付き添いが必要な場合は、できるだけ地元近辺の漢方薬局に通うべきでしょう..
- 最近の新規相談者の半数以上は、まだ機が熟してないので、お断りせざるを得ない
- 病歴が短く、病院治療数ヶ月でよくなりつつある人達の漢方相談をお断りする日々
- 常連さんのご家族でもない限りは、ご高齢者の紹介はお断りする理由
- 漢方薬の指名買いは
- 歳を取ると頑固で短気になりやすい原因の一つは
- 直接来られても、人によっては病院での受診を勧めて漢方薬を販売しないことも
- 相手によってはスパルタ漢方相談をやらざるを得ないこともある(苦笑
- 頑固一徹、偏屈オヤジ
- 長続きする人が多い理由は
- 村田漢方堂薬局では煎じ薬を販売しなくなった大きな理由
- 年末と正月前後の新規漢方相談の受付可能な日は、限られています
- 初期の数回が肝腎なのに、ハナから1ヶ月に1度しか来れないという