2011年03月27日の茶トラのボクチン(6歳半) posted by (C)ヒゲジジイ
遠藤周作原作の『沈黙』の映画が原作通りであれば、素直に受け入れることはできない。
50年前に竹山道雄が書いた「バテレンに対する日本側の反駁」を読めば、日本がキリスト教を受け入れがたかった理由がしっかりと書かれている。
キリシタン弾圧が厳しかったといわれるが、13〜14世紀にかけて、南フランスで栄えた西洋の仏教徒とも呼ぶべき異端カタリ派を、ローマカトリックの法皇の命によって送られた十字軍よる悪魔的な弾圧と殺戮により、完膚なきまで撲滅した残忍さには、とうてい足元にも及ばない。
中世から近世初頭のキリスト教は異端を折伏して支配することを宗としていた。非キリスト教徒は悪魔の眷属と信じられていた。・・・中略・・・世界はわれらキリスト教徒のために作られた。かくて異教徒を改宗させるか、もしも改宗を肯んじなければ亡ぼすかが、その使命であり、法王は世界を二つに分けてこの両国(ボルトガルとスペイン)に与え、異教徒を奴隷とすることを許した。
━ 「バテレンに対する日本側の反駁」より引用
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2012年03月27日の茶トラのボクチン(7歳半) posted by (C)ヒゲジジイ
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