2011年03月02日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母
若いころには「どうして年寄りはあんなに頑固な人や短気な人が多いのだろう」と怪訝だったが、自身がこの歳になってみると、わからないでもない。
相対的な体力の衰えにより、その気はあっても身体がついて来ない。
仕事上では長年の経験から、人間はそれほど善良な人ばかりではなく、中には病気をダシに、医療関係者に八つ当たりするクレーマー予備軍が意外に多いことを知り尽くしてしまい、ますます警戒心が強くなる。
老い先はそれほど長くはないのだから、無駄な仕事をますます避けようとする。
必然的に真剣で本気で漢方薬を求めている人で、しかも理解力のある人でなければ、漢方相談をお断りするのは、若いころからの方針とはいえ、ますますそれを徹底して、より頑固になっている。
それとは裏腹に、本当に真剣に漢方に賭けてみようという人達には、じっくりと相談時間をたっぷりかける傾向はますます強まっている。
そのような新規相談者に対して、こちらがあまりに真剣熱心に相談にのめり込んでいると、一時的に血圧が上昇して一瞬頭がクラっと来ることがあるのは、これが若い頃との大きな違いでもある(苦笑。
漢方薬局の薬剤師による漢方相談は、漢方薬類の使い方を理解してもらい、その人にフィットする漢方薬類を正しく使用する方法をアドバイスする仕事であるから、正しく漢方薬を使ってもらえそうにないと予測される人は、必然的に漢方薬の販売はお断りして、病院に再度受診されるなど、適切と思われる他の方法をアドバイスすることになる。
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2012年03月02日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ボクチンの母
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