2017年02月13日

しもやけが茵蔯蒿湯で、かなり改善されたという特殊事例

2011年02月13日の茶トラのボクチン(6歳)
2011年02月13日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 ほんとうはタイトルに「特殊」という言葉を入れたくなかったが、誤解しやすいシロウトさんが多いので、敢えて入れておいた。

 実際のところ一見、特殊例に見えるかもしれないが、これが漢方薬の優れたところでもあり、弁証論治の難しいところでもある。

 10年以上前に一度来られたことがある県外の男性で、おおよその体質のイメージはあるものの、同じご家族が5年くらい通われているついでに、その10年以上前に来られたことのある男性が、現在、湿疹に悩まされておられるというので、そのご家族が知る範囲の情報で、茵蔯蒿湯なら間違っても問題ないので、一度試してもらったところ、一定の効果があったので、そのまま適宜、断続的に続けられていた模様。

 冬場に入って、茵蔯蒿湯を飲んでいると、しもやけがかなり軽減できるので、そのまま続けたいと、まとめてお送りすることになった。

 こんなブログを書くと、理解力のないシロウトさんたちが、しもやけには茵蔯蒿湯だと誤解されたら困るのだが、この情報は、あくまで同業の専門家に向けているつもりだから、そのおつもりで。

 過去にも、上半身は明らかな熱証の女性たちが二人、いずれも黄連解毒湯+茵蔯蒿湯+六味丸によって、上焦のアトピーが改善したばかりでなく、手足のひどい冷え性が驚くほど改善した特殊例を、このブログでも取り上げた記憶があるが、恐らく茵蔯蒿湯に内在する活血化瘀作用が多少とも貢献しているものと思われる。

1日1回、今日も応援のクリックをお願いします

2012年02月13日の茶トラのボクチン(7歳)
2012年02月13日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ

【関連する記事】
posted by ヒゲジジイ at 14:02| 山口 ☁| 大柴胡湯や茵蔯蒿湯(インチンコウトウ)の真実 | 更新情報をチェックする