2017年01月27日

アトピーの頑固な滲出液が高濃度の知柏地黄丸製剤でなければ止まらなかった特殊例

2010年01月27日の茶トラのボクチン(5歳)
2010年01月27日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

 アトピーに合併する頑固なやや濃い目の滲出液が止まらず、消風散でさえ、一時的な効果に終わり、猪苓湯は逆に硬直した肌を和らげる効果はあるものの、これでは滲出液は止まらない。

 そこで薬剤師でもあるご自身の判断もあって、以前から利用されていた知柏地黄丸製剤を高濃度にしてみたところ、ピタリと滲出液が止まった。

 現時点では高濃度の知柏地黄丸製剤+猪苓湯に、熱性炎症を感じるときのみ、適宜、黄連解毒湯を頓服的に使用されている。

 中医学的に説明すれば、すべて後知恵になるので省略するが、ちょうど以前、このブログで紹介した

2015年02月07日 超頑固な滲出性中耳炎に、除湿とは真逆の麦門冬湯と「主水の腎」を賦活する六味丸の併用で即治した稀有な例

にやや類似しているので、もしかすると、同業者にも些かの参考にでもなるかもしれないと思い、敢えてブログに書いてみた。

 但し、フィットしない体質と病状に間違って使用されれば、まったく逆効果になり、滲出液の漏出を悪化させるので、安易に真似できない特殊なケースである。

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2010年01月27日の茶トラのボクチン(5歳)
2010年01月27日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

ラベル:アトピー
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posted by ヒゲジジイ at 23:15| 山口 ☁| アトピー性皮膚炎や慢性湿疹など痒みを伴う皮膚病 | 更新情報をチェックする