2009年12年14日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ
ダントツの1位は何といっても茵蔯蒿湯。
2位は猪苓湯だが、特徴のある数社の顆粒剤を使い分け、さらに錠剤も揃えている。
3位が六味丸系列の各種製剤で、それぞれ顆粒剤もあれば、錠剤や丸剤も使い分けている。
茵蔯蒿湯+猪苓湯+六味丸は、臓器的には肝腎に作用するもので、軽度の腎不全傾向のある人達の基本的な三羽烏になることもあるし、アトピー性皮膚炎の基本的な三羽烏に豹変することも多い。
さらには間質膀胱炎や前立腺炎の人達の基本的な三羽烏に豹変することもある。
といっても病状によってはさらに黄連解毒湯や補中丸が加わったり、茵蔯蒿湯のところが衛益顆粒(玉屏風散エキス製剤)になったり、あるいは白花蛇舌草に変更したり、猪苓湯や六味丸のところが大柴胡湯に入れ替わったり、それぞれの方剤も、それぞれに様々な入れ替えも当然あり得ることである。
このように特定の少ない方剤で、多方面に応用する我が流派である『中医漢方薬学派』とはいっても、要するに『中医古方派』と言い換えることもできそうである(呵々。
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