2008年11月29日の茶トラのボクチン(4歳) posted by (C)ボクチンの母
43年間も続いた薬局の外観も内装も、誰が見てもくたびれ果てている。
当然、その中で仕事に従事する人間までも例外ではない(苦笑。
だからというべきか、遠路はるばる来られる新規の相談者や、あるいは医師に紹介されて来られた人達でさえ、明らかに落胆の顔色がありありと見えてしまうこともある。
そんなときには、デリケートなヒゲジジイは、やる気をいっぺんで失うのだが、せっかく遠路はるばる来られたのだから、あるいはせっかく医師からの紹介でもあるからと、気を取り直して頑張らざるを得ない。
ところが、人間様とは現金なもので、思いがけず短期間で即効が得られると、前回とは打って変わって明らかな信頼の目に変わる。
関東の立派な漢方クリニックや漢方薬局を長年に亘って歴訪しても治らなかった二泊三日の予定で来られた女性の場合も、これまでの立派な建物に比べられたか、落胆の色がアリアリ。
ところが、1日の服用で胃症状が一気に回復して、前日の落胆ぶりが、信頼の目へと豹変された。
比較されて、そんなに田舎臭いオンボロ薬局に見られていたのかと、むしろこちらは意気消沈(苦笑。
若い年齢層の転移癌で自覚症状のみならず抗癌剤のダメージも加わって、かなり弱り切っていた人が、10日間の多種類の漢方薬類の服用によって、劇的に元気と食欲を取り戻したときなど、付き添いの人の10日後の信頼の目に変わったその豹変ぶりには、この時ばかりは、ほんとうに安堵したものだった。
本日午前中の新規相談者は、同年代の女性らしく正直に「古びたや田舎臭い薬局」をやんわりと指摘されたことから、本日のブログネタとなった(呵々。
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2008年11月29日の茶トラのボクちん(4歳) posted by (C)ボクチンの母
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