2008年11月11日の茶トラのボクチン(4歳) posted by (C)ボクチンの母
年甲斐もなく、48年前に読んだヘッセの「郷愁」や短編集を再読した。
再読といっても、以前は訳者が異なっていたので、今回は高橋健二訳。
評判通り、流暢で日本語としても美しい翻訳。
少なくとも若い頃に読んだ印象よりも、ヘッセの人生観の深みを初めて知った思いで、まるで若者のようにいまさらながら、しんみりと感動してる。
何に感動しているかといえば、ストーリーよりもヘッセ特有の豊富な自然描写に尽きる。
若い頃はその長々と続く自然描写がとても煩わしく感じていたのだが、この歳になって再読してみると、逆にその自然の描写がとてもしっくり心に染み渡り、慌ただしい日常から離れて、一時的とはいえ自我を消滅できるのだった。
1日1回、今日も応援のクリックをお願いします⇒
2008年11月11日の茶トラのボクちん(4歳) posted by (C)ボクチンの母
2008年11月11日の茶トラのボクちん(4歳) posted by (C)ボクチンの母
2009年11月11日の茶トラのボクちん(5歳) posted by (C)ボクチンの母
【関連する記事】
- 持つべきでない友人と、持たないよりは持った方がよいかもしれない友人は(笑
- いまさらながら、強く実感する初版本の問題
- まったく興醒めするお話し
- 令和4年、2022年を迎えて
- ときどき頭によぎる『Ranaway』の曲と歌
- 早く行こう あの娘(こ)の住んでる 東京へ
- 嗅覚過敏になってもおかしくない時代
- ブログには迂闊に書けない特殊な漢方製剤も意外に多い
- コロナのせいで
- マスクの効用
- コロナのお陰で、新規相談を受け入れなくなってよかったこと
- 地獄の黙示録
- コロナ時代の外出自粛で、長いなが〜い、おうち時間の楽しみ方
- 原則破りは危険がいっぱい!
- 無症状の新型コロナウイル感染者が異常に多い
- 賭けマージャンで逮捕者続出とならないのは、なぜ?
- 女性たちの反逆が加速する時代、それもやむを得ないだろう
- プロ野球が嫌いなもう一つの理由
- ネット社会にどっぷり浸かり続けた15年間の、取り返しのつかない空しさ
- 人類がようやくまともな科学的思考に目覚めたのは、たかだか150年くらいのものだか..