2016年09月28日

相変わらず昨今も熱証に小青竜湯を誤投与する怖ろしい医師や獣医たち

2008年9月30日のボクチン(4歳)
2008年9月30日のボクチン(4歳) posted by (C)ボクチンの母

【 ブログへ掲載の可否 】:転載応諾(ブログへ転載させて頂く場合があります。)
【 年 代 】:30〜39歳の男性
【 地 域 】:東北地方
【 具体的なご職業 】:看護師
【 お問い合せ内容 】:

 こんにちわ〇〇市在住の看護師です。

 小青龍湯について調べていたらこのサイトにたどり着き、どうしてもお尋ねしたくて投稿させていただきました。……といっても内服しているのは私ではなく飼っている犬なのです。

 犬は2歳のフレンチブルドック(メス)、飼いだした生後4か月から緑色鼻汁・咳があり、肺炎や慢性気管支炎の診断で入院や通院しネブライザーや抗生剤投与を今までずっとおこなってきました。途中抗生剤があわずそれに気づかず3週間嘔吐を繰り返していたこともありました。その後抗生剤が変更してからは嘔吐はなくなったのですが、どんなに変更しても黄色〜緑色痰と咳(主に乾性咳嗽、時折湿性で特に朝方)が根治することはなかったです。そこで動物医に勧められたのが小青龍湯でした。一年ほど前にも1度、ひと月ほど使用したのですがその時は効果を感じなかったのでやめていました。今回は使用期間を長くしたほうがいいのかと思い、約2か月使用していますが変化がなくむしろ乾性咳嗽が増え、食欲も減ってきている気もします。それが元の病気の悪化なのか、小青龍湯の副作用なのかがわからず相談させていただいた次第です。下記に状態をまとめて書きます。

フレンチブルドック2歳 メス 最終診断:慢性気管支炎
・今回小青龍湯は約2か月前から使用。
・抗生剤はどの種類を使っても鼻水・咳が根治せず食欲不振もあり、2週間前から中止。
・ここ2〜3カ月くらいで空咳が増えてきている印象。抗生剤中止しても良くも悪くも状態はかわらない。

 長々と書いてしまいすいません。犬は専門外と重々承知していますが、私どもにとってはかけがえない家族なので藁にもすがる思いで相談させていただきました。大変お忙しいと存じますが、ご教授していただければ幸いです。

2010年9月27日のボクチン(6歳)
2010年9月27日のボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

お返事メール:

 動物は専門外なのですが、文面だけで明らかな問題を指摘することは可能です。

>緑色鼻汁・咳があり、肺炎や慢性気管支炎の診断

という、緑色鼻汁ということだけでも明らかな熱証の副鼻腔炎を併発している証拠です。

 それゆえ、「肺炎や慢性気管支炎と診断」される肺系統は熱証となっていますので、肺系統が寒証に適応する小青竜湯を投与される獣医さんは、漢方薬を使用する資格はありません!

 まったく逆効果の漢方薬を投与されていることになり、続ければ続けるほど病状を悪化させますので、即刻中止すべきです!

 少なくとも、人間の場合でしたら、あくまで例えばですが、辛夷清肺湯や竹葉石膏湯、結胸散の三種類を合方したような配合が必要で、小青竜湯などは以ての外です。

 小青竜湯の副作用というよりも、絶対に使ってはならない状況に小青竜湯を誤投与されているための悪化に間違いありません!

取り急ぎ、お返事まで。

2010年9月27日のボクチン(6歳)
2010年9月27日のボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

折り返し頂いたメール:

迅速なお返事ありがとうございます。

お返事を頂けたおかげで確信を持って中止することができました。中止してまだ一日半ですが、咳はあるものの食欲も出て元気になった気がします。

この度は本当にありがとうございました!

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2012年9月27日のボクチン(8歳)
2012年9月27日のボクチン(8歳) posted by (C)ヒゲジジイ

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