2008年9月20日のボクチン(4歳) posted by (C)ボクチンの母
村田漢方堂薬局では、今流行の周期療法はまったく行わない。
日本流の古方派の時代から、オーソドックスな方法で、かなりな確率で成果を得ているからである。
最近の、結果的にはユニークな配合では、補中丸+海馬補腎丸(少量)+延年半夏湯で、漢方薬服用わずか1ヶ月にして妊娠したものの、直ぐに出血とともに流産したので、あらかじめ芎帰膠艾湯を常備してもらって、幸いにもその2ヶ月もしない内に懐妊されたので、現在、上記の3種類に芎帰膠艾湯を併用して流産予防を行っているところ。
補中丸によって即効で脱肛が改善し、延年半夏湯によって左肩こりと胃腸症状が改善しており、不妊治療だからといって、婦人科専門方剤がなくとも即効で妊娠できた事例である。
ところで、先日も1年半もかかってようやく初めて妊娠された三十代の女性が、妊娠中の流産予防の漢方薬を続けたお陰か、一度も流産の兆候もないまま、めでたく出産されて40日目の目鼻がはっきりしたハンサムな赤ちゃんを連れて、ご夫婦で挨拶に来られていた。
漢方薬を2年続けても妊娠できなかったら、病院の不妊外来に再度行こうかと思っていた矢先の懐妊だったという。
ところで、村田漢方堂薬局では病院の不妊治療のバックアップ用の漢方薬を求めて来られる人は滅多にない。
さまざまな理由から、漢方薬一本に賭けられる人がほとんどなのだが、半年前だったか、40代でかなり焦っておられた女性が、某高名な不妊治療の病院のバックアップ用の漢方薬を求めて来られていたが、数ヶ月も続かず音信不通。
1日1回、今日も応援のクリックをお願いします⇒
2008年9月20日のボクチン(4歳) posted by (C)ボクチンの母
【関連する記事】
- このような記事を読むと
- 悪阻(つわり)
- 妊娠「初期」には当帰芍薬散よりも!
- 今月は出産ラッシュ
- 不妊症の問題は、女性側の問題だけでなく、男性の精子の問題が目立つ時代
- 潰瘍性大腸炎に重度の子宮後屈が合併する不妊症
- 3度目の正直、めでたく出産
- 卵管の「通気検査」ミスにより、不妊治療で死亡という報道
- 体外受精を繰り返しても妊娠できずに、最後の望みをかけて漢方相談に来られる頃には
- 涼性の大黄牡丹皮湯を追加することによって冷え性・寒がりと、強烈な冷えを伴う排卵痛..
- かなり特殊な配合により短期間で懐妊後、最終的に無事出産
- 体外受精時の漢方サポートの相談は
- 弁証論治に基づいた他方剤とともに、ご夫婦で海馬補腎丸も利用して、結果的に妊娠に成..
- 当時の陣痛促進剤、劇薬の塩酸キニーネを使われて、しぶしぶこの世に生まれて来た
- 不妊症が僅か1ヶ月の漢方薬服用でめでたく懐妊は過去最短とタイ記録
- 不妊症に杞菊地黄丸主体で三連続フィット
- 我が薬局の女性薬剤師の漢方相談
- 不妊治療にクラミッド使用中の漢方薬併用について