2016年08月25日

命とは関係ない病気の人たちの、無意識層では病気を治したくない心理が働いている、としか思えない「心の闇」

2010年8月25日のボクチン(6歳)
2010年8月25日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

 昨日、連続して遭遇した、人間様たちの心の闇

 緑内障の弁証論治は、意外に個人差が大きく異なるものだが、それにしても清熱舒筋・滋補肝腎によって、初期には即効を得て、眼精疲労や付随していた広範囲の口唇と舌の熱性炎症にも著効を得ていたはずが、口唇と舌の炎症はは治ったままとはいえ、最近、どうも眼の効き目が感じられなくなったという。

 あらためて弁証論治を出直しても、やはり変更する余地はない。
 おかしいな〜と思案していると、何かの本に書いていたので、漢方薬を始めた頃から、15分以上、温かい風呂に入ると血行が改善されて緑内障によいとあった?ので、それを実行して8ヶ月以上。

 もともと夏場はシャワーを浴びることで、風呂には入らない習慣だったが、熱いのを我慢して続けているという。

 呆れ果てても物が言えない。絶句するとはこのことで、そもそも清熱舒筋という中医学的にはかなり特殊な治法が必須の体質の人が、それを打ち消す長風呂をされたのでは、漢方薬の効果が激減しても当然だろう。

 「貴女は、きっと無意識層では病気を治したくない心の闇が巣食っているのだろうから、その心の闇に抵抗して、もっと思慮深くなるべ」きだと、と強く諭したが、どれだけ分かってくれたことやら。

 その同じ日の昨日、「酒さ」の悩みで、病名は異なっても上記と同様の清熱舒筋法を主体にした配合で、数ヶ月で7割以上治ったとかで、そのまま無音となっていた関西の女性が、数ヶ月ぶりに、ひどく狼狽した声で電話がかかってきた。

 当時、20日前後の泊りがけで毎日通い詰められ、仕舞には顔を見るもの嫌になるほど「酒さ」の悩みを縷々聞かされ続けたものだった(苦笑。

 そのくせ僅か3ヶ月で無音になった人だったが、鳴り物入りで来られる人ほど、根気が続かない人が多いのは慣れっこだから、すっかり忘れていたところへ、突然悲壮な電話。

 これまで大学病院の皮膚科まで行って、保険漢方すら投与されるまでになっても、まったく治らなかったというのに、またぞろ魔がさしたものか、わざわざ、新たな皮膚科を訪ねて、「酒さ」に効くという塗り薬をもらって塗ったところ、40分もしない間に、下関に訪ねてきた当初以上にひどく再発してしまったのだという。

 そこで送ってほしいのは、当時は2〜3種類の方剤で7割改善が得られたはずが、今回は主方剤の1種類だけで治りそうだから、それを送ってほしいという依頼だった。

 それにしても、僅か数ヶ月の服用で、せっかく7割以上治って安定していたというのに、残りの1〜3割も、漢方薬をそのまま続けて治せばよいものを、突然中断して、性懲りもなく皮膚科に行くなんて、これも上記の人と同様に、心の闇と考えざるを得ないだろう。

 このような昨日の2名は、8mmの再発癌が消滅した2名の共時性とは真逆の、実に困った共時性である。

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2010年8月25日のボクチン(6歳)
2010年8月25日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

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posted by ヒゲジジイ at 00:48| 山口 ☁| 酒さ(酒皶)・赤ら顔・酒さ様皮膚炎・ステロイド酒さ | 更新情報をチェックする