2016年07月30日

大腸癌による肺転移と肝転移がありながら、抗癌剤治療と漢方サポートがうまく噛み合って、過食傾向となって体重増加

2010年7月31日のボクチン(6歳)
2010年7月31日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

 固形癌に抗がん剤は行うべきではないという近藤誠医師の持論は、多くの面で説得力があるものの、なんでも必ず例外があるもので、漢方サポートが強力に行われれば、互いに良好な連係プレイによって、素晴らしい効果を発揮することも珍しくない。

 但し、抗がん剤が毒性ばかり発揮する運の悪い例では、どのように漢方サポートを行っても、抗がん剤の毒は毒としてばかり作用し、漢方薬類をもってしても防ぎようがない場合もあるので、すべてで良好な連係プレイが行えるわけではない。

 良好な連係プレイが行われている実例では、主治医が多種類の漢方薬類によるサポートを承知の上。
 原発巣が急速に増殖して嫌な疼痛を発し、肝臓と肺に転移が見られているので、漢方サポートを始めると同時に、抗がん剤の点滴治療が始まった。

 直ぐに疼痛は取れ、副作用としては嗅覚が過敏となり、口の中がなんともいえない不快感で、味が濃厚なものでないと食べる気がしなくなった。 
 だから濃厚なこってりした食べ物ばかりを好んで摂っていたら、体重が次第に増え続け、5クールを終える頃には、過食気味となって服が着れなくなる。栄養過剰である。

 5クールでいったん抗がん剤治療を中断したのは、肝機能と腎機能がやや高値となったので、一旦、中断して、その後の経過を見て、今後の治療方針を決めることになっているが、肺転移は消滅し、肝転移部分は1cm、かなり大きかった原発巣は意外にも5mmまで縮小している。
 5ヶ月間のことである。

 あと一歩のところまで来ているのだが・・・

 肺転移の消滅については、例によって肺炎のあとだったのだろうか?と主治医は言われたとか。

 過去、漢方サポートで肺腺癌の再発と診断された人や、初発の肺癌と診断された人も、漢方サポートを続けるうちに消滅した場合、決まって感染症の痕跡だったから、今になって消えたのだろうと推測されて、なかなか漢方サポートのお陰だとまでは認めてくれようとしない(苦笑。

 抗がん剤を中断している間に、残りがすべて消滅すれば、漢方薬類のお手柄になるのだが、それはともかく、抗がん剤という副作用の激し毒物を浴びながらも、過食気味となってぶくぶく体重が増え続けるのも珍しいようだが、他にも胃癌による卵巣転移と腹膜播種を生じていた人も同様な現象がみられている。

 抗がん剤治療に並行した漢方サポートによって、不快な副作用が次第に軽減するにつれ、やや過食気味となって体重増加気味。
 今のところCT検査では転移巣は完全に消滅し、腹水もまったく見られない。

 このように、固形癌であっても、抗がん剤治療と漢方サポートがうまく噛み合った場合には、近藤誠医師の理論に反する良好な経過を辿る人も珍しくない。

 但し、何度も書くように、どんなに漢方サポートを強力に行っても、抗がん剤の毒性には打ち勝てない場合もあるので、この場合は、近藤誠医師の理論通りの経過を辿ってしまうので、早々に抗がん剤治療を絶対に断念すべきだろう。

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2010年7月31日のボクチン(6歳)
2010年7月31日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母