2016年07月25日

とても頑固な間質性膀胱炎の場合の2例

2009年7月25日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年7月25日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

 七十代の女性の場合、繰り返し細菌性の膀胱炎を繰り返すうちに、抗生物質が効かなくなって、よく調べたら細菌が発見されないのに、常時不快症状が続く間質性膀胱炎と診断されるに至った。

 病院治療では治らないので、漢方薬を求めて来局。

 例によって猪苓湯+六味丸+白花蛇舌草で、良い時もあるがそうでもないことを繰り返し、いつまでも完全にはスッキリとは行かない。

 途中、八味丸に切り替えたときもあったが、逆効果だったので、観念して上記の三種類で持久戦となった。

 ようやく十ヶ月近くになって、ようやく最近はとても調子がよい日々が続いているといわれる。

 もうお一人は、中年近い女性の場合。
 猪苓湯+六味丸で劇的な即効を得ていたが、一ヶ月後には元の木阿弥となった。

 そこで清心蓮子飲を追加したりなどすると却って悪化するといわれる。

 猪苓湯+六味丸に白花蛇舌草を加えると、再度、しばらくは無症状となって喜んでいたが、次第にもとに戻りはじめたので、猪苓湯+六味丸だけにするとまた症状が治まって数か月以上。

 ところが、漢方薬を服用する前ほどではないが、最近になってまた再発したといわれる。

 荊芥連翹湯や芍薬甘草湯などを追加してみても、却って逆効果だと言われるので、上記の女性のように、猪苓湯と六味丸+白花蛇舌草の三種類を主体で、持久戦で行くべきかと考えたが、一度すべてを中止してみて、どの程度、漢方薬が役立っているのか、効き目が本当になくなったのかを確かめてもらうことにした。

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2009年7月25日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年7月25日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

 
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