2009年7月25日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母
七十代の女性の場合、繰り返し細菌性の膀胱炎を繰り返すうちに、抗生物質が効かなくなって、よく調べたら細菌が発見されないのに、常時不快症状が続く間質性膀胱炎と診断されるに至った。
病院治療では治らないので、漢方薬を求めて来局。
例によって猪苓湯+六味丸+白花蛇舌草で、良い時もあるがそうでもないことを繰り返し、いつまでも完全にはスッキリとは行かない。
途中、八味丸に切り替えたときもあったが、逆効果だったので、観念して上記の三種類で持久戦となった。
ようやく十ヶ月近くになって、ようやく最近はとても調子がよい日々が続いているといわれる。
もうお一人は、中年近い女性の場合。
猪苓湯+六味丸で劇的な即効を得ていたが、一ヶ月後には元の木阿弥となった。
そこで清心蓮子飲を追加したりなどすると却って悪化するといわれる。
猪苓湯+六味丸に白花蛇舌草を加えると、再度、しばらくは無症状となって喜んでいたが、次第にもとに戻りはじめたので、猪苓湯+六味丸だけにするとまた症状が治まって数か月以上。
ところが、漢方薬を服用する前ほどではないが、最近になってまた再発したといわれる。
荊芥連翹湯や芍薬甘草湯などを追加してみても、却って逆効果だと言われるので、上記の女性のように、猪苓湯と六味丸+白花蛇舌草の三種類を主体で、持久戦で行くべきかと考えたが、一度すべてを中止してみて、どの程度、漢方薬が役立っているのか、効き目が本当になくなったのかを確かめてもらうことにした。
1日1回、今日も応援のクリックをお願いします⇒
2009年7月25日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母
【関連する記事】
- 憂鬱な難題
- 間質性膀胱炎に関する相談に返事するも、折り返しの挨拶はナシ(5月19日)
- 遠方で通えない人の電話やメールでの漢方相談の依頼だが・・・
- 間質性膀胱炎をますます悪化させていた原因は美容目的の生野菜の大量摂取!!!
- 夜間の頻尿に八味地黄丸がまったく無効で口内がシビレ、六味丸で超即効
- 数年ごとに尿路結石の激しい疼痛発作を繰り返し・・・
- やや高齢の女性達の間質性膀胱炎は、漢方薬でよく奏効するが・・・
- 今年もまた猪苓湯+石流茶のお世話になりました
- 石流茶は、煎じた味とそっくりだ!、と喜ばれた
- 間質性膀胱炎と診断された人こそ、過去に繰り返す細菌性膀胱炎の病歴がある人が断然多..
- こんな杜撰な飲み方でも腎臓結石がはじめて消えたり小さくなったり (人のことは言え..
- そんなに世間の猪苓湯は効かないの?!
- 間質性膀胱炎だって
- 膀胱炎のファーストチョイスは猪苓湯! 五淋散や竜胆瀉肝湯では重過ぎることも
- 尿路結石を繰り返す好い加減な男たち
- 一昨日NHKの「ためしてガッテン」で尿路結石をやっていたが
- 煎じの味のマズさに耐えられないが、濃縮エキスにしたら楽して一生飲めるだろう
- 完全に疼痛が治まるまでに1週間かかってしまった3度目の尿路結石
- 冷え込みで生じた急性膀胱炎に、どうして利水清熱か
- 生野菜や冷えた果物の常食によって膀胱炎を慢性化させてしまっていた実例