2016年07月24日

本来、過度な神経過敏な人は不得手とするところだが

2010年7月24日のボクチン(6歳)
2010年7月24日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

 胃弱で吐き気恐怖症で、様々な不快症状を伴っている人の相談は、あまりにも神経過敏で腫れ物に触るような人達は、本来なら不得手とするところであるが、結局は、六君子湯+四逆散+オルスビー錠で、半年以上継続することによって、ほとんど悩みは解消するに至った。

 本来なら、コタローさんだけで製造されている柴芍六君子湯であるべきところ、六君子湯と四逆散の錠剤を利用することによって、配合比率を変化させる方法を取ったのが大正解でもあった。

 それにしても、過度に精神的にデリケートは人は不得手だが、相談者が熱心で素直な性格の良い人は、人間嫌いで性格の捻くれたヒゲジジイのやや厳しい言葉にも真剣に受け止め、意外にも順調に経過して、一年近く経つころには、ほとんど根治に近いレベルに達したのは驚きである。

 ところで、うっかり人間嫌いと書いてしまったヒゲジジイだが、よくぞ人間嫌いと言いながら、四十年以上も人間様たちのお相手をして来れたものだと、我ながら不思議である。

 おそらく、西洋医学治療でまったく治らなかった人達が、中医学や漢方薬という東洋の知恵によって治っていく姿を見るのに、何よりも爽快を覚えるから違いない。

 アトピー性皮膚炎などは最たるもので、昨今も女性たちが知恵を絞った漢方薬類の配合によって、見るみる美しくなっていく姿は、まるで芸術作品を制作しているかのようである。

 昨今の女性たちの熱心さといったら、並大抵のものではないから、おのずと結果も伴うのである。

 その点、昨今のアトピーの男たちは腰が据わらず、いい加減な連中が多く、せっかく効果が出てきたと思ったら、好い加減な服用方法で、しかも通って来る根気がないくせに、文句ばかりは一人前。

 そんな根性で治せるわけがないので、地元で通えるところを見つけろ、と言って引導を渡さざるを得ない。

 相手の根性が根性なら、こちらだって頭がフリーズして、相談に乗る気にもなれない。

 他の疾患と異なってデリケートな皮膚疾患、とりわけアトピー性皮膚炎は、まず主方剤を確定するまでの苦労だけでなく、ほどほどピントがあったにしても、四季折々の季節変化に応じた配合変化が必要になることも多い。

 それゆえ、他の疾患のように、しっかり配合がフィットすると、早めに通信販売に切り替えることがなかなかできるものではないし、切り替えることができたとしても、季節変化に応じて折々に通うことが必須となる。

 それができない人は、あっさり諦めて、通える範囲の地元近辺の漢方薬局を探すべきである。

 いずれにせよ、相手の根性が根性なら、こちらだって頭がフリーズして、相談に乗る気にもなれない。

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2010年7月24日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年7月24日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

 
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