2010年7月14日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母
近藤誠医師の著書の中では、あまり売れてない部類に属ずる『免疫療法に近づくな』という書籍。
必要あって読み通してみたが、意外やイガイなことばかりだった。
必要あって手にした理由は、昨今、しばしばとても経費がかかるものの(1クールだけで数十万〜二百万円)、医師による自由診療で行われる各種癌治療として注目?されているらしいからである。
この免疫療法を受けながら、漢方薬を利用される人もおられるし、あるいは免疫療法を受けるつもりで調査したところ、現実には経費ばかりかかって、あまり効果がないことを知って、漢方サポートを受けることに方針を変えられた人など。
そこで上記の書籍を取り寄せて、しっかり読み通してみると、要するに幻滅する話ばかりとはいえ、詳細に検証されており、いかに無効なものであるかを証明されている。
近藤誠氏の諸著作にしてはあまり売れてない理由は、かなり専門的な話が続くので、一般の素人さんには、免疫学的知識が乏しいために、通読が困難なのかもしれないが、実際にはとても論理的で免疫学的な基礎もわかりやすく説明されているので、最後まで通読されれば、素人さんでも理解は容易なはずである。
印象的だったのは、「免疫療法クリニックは欧米にはなく、日本だけにしか存在しない」ということで、日本の大学病院でも行っているところさえあることについても、いずれのケースも、「サギ」という言葉が頻繁に使われていたことだった。
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ラベル:免疫療法
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