2016年07月05日

まずは専門医で診てもらって、病気の実態を解明してもらう必要があるケース

2010年7月6日のボクチン(6歳)
2010年7月6日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

 最近も例によって、病院治療でまったく効果のない無菌性の前立腺炎や重篤化したアトピー性皮膚炎、再発癌や転移癌など、それぞれの新規相談者には漢方薬類がそれぞれ一定の効果を得て、継続する価値が大いにあるものの、効果のあった漢方薬を敢えて中止してまでも、しっかりと専門医で診察してもらうべきケースも稀にはあるものだ。

 数年前から身体がだるく、血圧の上下動が激しいという初老の女性。

 不整脈もあるが数年前、循環器内科で診てもらったところ、良性の不整脈だから心配ないと言われている。

 そこで数年来、近所の内科に通院しながら、血圧の薬とコレステロールを投与されながら、体調不良は地元の漢方薬局に通い詰めていたという。

 そこでは自律神経失調症だろうとて、抑肝散加陳皮半夏や六味地黄丸のいずれかを2〜3年続けたが、まったく無効だった。

 その間には不整脈が2拍打つと1拍飛んでしまうくらいに悪化していたが、数年前の循環器科で「良性だから心配ない」という言葉を信じきっていて、こちらにはついでに報告する程度だった。

 頭でも脈拍を感じることも多く、緊張しやすいなど、柴胡加竜骨牡蛎湯と炙甘草湯証が合併している如くであるが、まずは炙甘草湯+茵陳五苓散を服用してもらったところ、就寝前の動悸とだるさは軽減したが、日中の頭部の動悸がやや増加したという。

 そこで炙甘草湯だけにした途端、劇的に動悸を感じなくなったものの、実測の不整脈はやや減った程度である。

 そこでいよいよ本命の炙甘草湯に柴胡加竜骨牡蛎湯を併用してもらおうと考えたものの、循環器の専門医にかかったのは数年前のことで、それ以来、地元の内科医に通院しているものの、不整脈については問題にされないことから、やはり専門医に一度しっかり診てもらうべきだと考えをあらためた。

 不整脈の種類によっては、カテーテルを使った治療で一発で根治することもあるので、まずは正確な診断をしてもらえる循環器科に行ってもらうこととし、顕著に効果が出ている炙甘草湯もすべて漢方薬は一旦中止してもらうことにした。

 どう考えても単なる自律神経失調症とは思えず、この頻繁な不整脈の連続こそが病根であろうと思われる。

 専門医にかかってしっかり診断と治療を受けて、それでも治らないときは、再来されればよいのだから。

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2010年7月6日のボクチン(6歳)
2010年7月6日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

タグ:不整脈