2010年6月18日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母
悪性リンパ腫など血液癌では有効性が証明されている抗癌剤治療時に、少しでも副作用を軽減できるように漢方薬を求めて来られる人も多いというのに、付き添いのご家族に限って、漢方薬を併用しても大丈夫なのか?という質問を稀に受けることがある。
心ある主治医は、奨励しないまでも、問題なく許可されたケースはとても多いし、自己責任の問題だからと主治医に隠れて漢方薬を併用される人も多い。
漢方薬の併用によってステージ4の悪性リンパ腫が根治できたご高齢者の場合、抗癌剤は一時的に効果があっても、全身に転移しているので根治は不可能とされ、2クールだけで終わる予定が、幸いにも漢方薬によって副作用がほとんど出ないので、さらに2クールすることが可能となり、それでも副作用が出ないので、さらに2クールすることが可能となり、合計6クールが可能となって根治。
主治医は、こんな例は経験したことがないと驚かれたが、このご高齢者の場合は、個室をとっていたので、最後まで漢方薬の併用を隠し続けたままだった。
悪性リンパ腫などの血液癌とは異なって、固形癌に対する抗癌剤は無意味だと断言される近藤誠医師の主張は尤もながら、漢方薬と併用したお陰で、手術不適の大きな肺小細胞癌に、抗癌剤と放射線とともに漢方薬をしっかり併用して、根治に至った実例は既にこのブログでも取り上げた通りである。
各種固形癌は、一部の例外を除いて、抗癌剤だけで根治することはあり得ないので、抗癌剤は却って縮命に働くことが多く、固形癌に抗癌剤を使用するのは、病院と製薬会社に莫大な利益をもたらすだけで、患者さん本人には何の利益もないと主張される。
近藤誠氏の主張は多くの点で同意できるものの、抗癌剤使用時に適切な漢方薬類を併用することで、結果的に有効性を最大限発揮できた例外は多い。
但し、余命を数ヶ月などと宣告される段階における抗癌剤治療は、それをしなければ主治医の余命期間を必ずや上回るもので、「一緒に頑張りましょう」という甘い言葉に乗って抗癌剤を使用すれば、副作用で苦しむ期間だけ寿命が延びるだけでロクなことはない。
余命を数ヶ月などと宣告される段階の各種固形癌においては、近藤誠医師が自信をもって断言される通り、抗癌剤を使用されるのは、病院と製薬会社の大きな利益にはなっても、患者さんご本人は大きな不利益を被るばかりだろう。
時には抗癌剤が激しいアダとなって病状が爆発的に悪化することも珍しくないので、ほんとうに注意が必要なのである。
百歩譲っても、
長尾和宏著『抗がん剤 10の「やめどき」〜あなたの治療、延命ですか? 縮命ですか? 』
を読まれるとよいかもしれない。
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2010年6月18日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母
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ラベル:悪性リンパ腫
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