2016年05月09日

即効があったからといって、服用を怠ると効果がなくなっても当然のこと

2016年5月9日のスコちゃん(雄3歳)
2016年5月9日のスコちゃん(雄3歳) posted by (C)ボクチンの母

 初回から即効があって順調な1ヶ月間、村田漢方堂薬局では滅多に扱うことのない軽症のアトピー。

 ところが、ここ一週間は肌が乾燥して痒いと言う。
 
 しかも、今頃になって「最初から合ってなかった」のだと、突然、青天の霹靂の苦情。

 これまで10日分の漢方薬がなくなる都度11日毎に補充に来て、その3回の報告のたびに順調であると報告していたのは、あれは一体何だったというのか。

 これだから人間は・・・猫よりも・・・と言いたくなるのである。

 相談カードを見ると、原因は明らか。

 今回は10日分の漢方薬がなくなるのに18日もかかっている。
 この事実に気が付くのに、相談カードをみるまでに30分以上もかかった。
 
 慢性疾患に、たとえ漢方薬で即効が出たからと言って、短期間で根治するものではない、とは常々公言していることである。

 それでなくとも僅か2種類の方剤で、どう考えてもピッタリとフィットしているはずの配合である。

 むしろ、このような軽症のアトピーを扱うのは滅多にないが、即効があったからといっても、病歴が長いだけに短期間で根治するはずのものではない。

 呆れて物が言えないどころか、しばしば巷で見かけるクレーマーと同類ではないかと、これ以上の要求は、村田漢方堂薬局では無理だから、止めてもらっても構わないと告げる。

 ところで、何年来の付き合いのアトピーの女性は、調子がよくなると必ず朝だけの1日1回の服用となるが、調子が悪くなると、これはまずいと1日3回、真面目に続けると寛解し、また1日1回の服用となり、また調子を崩すと1日3回という具合に、本人が自覚があって、同じことを繰り返して恬然としている様子は見上げたもの。
 むしろ、ほほえましくもあるが、そのような人とはまったく似て非なるもの。

 この女性のように、正直に、「服用を怠っていたら、また痒くなってしまった」と言えば何でもないことを、いまになって「最初から合ってなかった」などと、そんな見え透いたウソを申告されれば、クレーマーだと思われて当然だろう。

 久しぶりに、トサカに血が昇った後味の悪い月曜日の閉店間際の出来事。

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2016年5月9日のスコちゃん(雄3歳)
2016年5月9日のスコちゃん(雄3歳) posted by (C)ボクチンの母

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2016年5月9日のスコちゃん(雄3歳)
2016年5月9日のスコちゃん(雄3歳) posted by (C)ボクチンの母

2012年05月09日の茶トラのボクチン(8歳)
2012年05月09日の茶トラのボクチン(8歳) posted by (C)ボクチンの母

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