
2012年05月03日の茶トラのボクチン(ほとんど8歳) posted by (C)ボクチンの母
休日のブログだから、漢方相談にまつわる一寸面白かった話。
某疾患の相談で遠方からはるばるやって来られたといっても、滅多に通って来ないので、中心になる1種類の方剤が見つかったレベルで、なんとかやり過ごしていた男性。
読書家でもある、いわゆる超エリート。
足らない方剤を何とか見つけないとならないが、こんなペースでは直ぐに見つかるとは限らない。候補があと4種類あるのだが・・・。
滅多に通わない人に、頑固な慢性疾患にそうやすやすと適切な配合を見つけるのは容易ではない。
そこで、我が薬局の方針に反する不真面目さには、それなりのスパルタ教育が必要と考えて、
「頭が良い人なんだから、この4種類のうち、いずれが必要か、順列組み合わせなど数学的に割り出して、自分で見つけるように」
と、既に見つかっている主方剤とともに、可能性のある4種類の漢方薬類を渡すことにした。
流石に超エリート、4種類のうちの2種類がしっかりと噛み合い、合計3種類の配合でフィットしているようだとの報告。
やすやすと必要な2種類を直ぐに見つけたのは、流石である。
だから、その後はまた数ヶ月やって来ない。
もちろん、調子がよいなら通信販売で構わないし、むしろ奨励するくらいだが、こういう人ほど、次第に好い加減な服用方法になり、再発したときには諦めが早いか、大慌てするかのいずれかだろう。
ところで、超エリートと書いたものの、他の疾患も含めて、一体に超エリートの人達ほど、理屈が多過ぎて、効果があっても、何かと揚げ足を取って屁理屈の論理でケチを付けようとする。
素直さが足りないのである。
きっと頭が良すぎて無意識に理屈を言ってケチをつけたくなるのだろうが、だからあいつらは本当はバカじゃないかと怪しんでいる(呵呵。
1日1回、今日も応援のクリックをお願いします⇒


2012年05月03日の茶トラのボクチン(ほとんど8歳) posted by (C)ボクチンの母

2012年05月03日の茶トラのボクチン(ほとんど8歳) posted by (C)ボクチンの母
【関連する記事】
- 過去の経験則で言えることは・・・
- サイコパスの国家元首が蔓延する世界と同様に
- あらずもがなのプライド━武士は食わねど高楊枝
- 関西の医療従事者のお馴染みさんから、ご親戚の新規相談依頼にお返事した内容
- 漢方相談が必要な場合は、マスクのみならずフェイスシールド着用が必須!
- 新たな疾患や、昔の症状の再発で、久しぶりに来局される人達
- 予約制にしない最大の理由は
- ご高齢者で付き添いが必要な場合は、できるだけ地元近辺の漢方薬局に通うべきでしょう..
- 最近の新規相談者の半数以上は、まだ機が熟してないので、お断りせざるを得ない
- 病歴が短く、病院治療数ヶ月でよくなりつつある人達の漢方相談をお断りする日々
- 常連さんのご家族でもない限りは、ご高齢者の紹介はお断りする理由
- 漢方薬の指名買いは
- 歳を取ると頑固で短気になりやすい原因の一つは
- 直接来られても、人によっては病院での受診を勧めて漢方薬を販売しないことも
- 頑固一徹、偏屈オヤジ
- 長続きする人が多い理由は
- 村田漢方堂薬局では煎じ薬を販売しなくなった大きな理由
- 年末と正月前後の新規漢方相談の受付可能な日は、限られています
- 初期の数回が肝腎なのに、ハナから1ヶ月に1度しか来れないという
- 昨日の続き⇒ 病歴が短い人は、まだまだ地元の漢方薬局で続けてみるべきでしょう