2016年05月03日

相手によってはスパルタ漢方相談をやらざるを得ないこともある(苦笑

2012年05月03日の茶トラのボクチン(ほとんど8歳)
2012年05月03日の茶トラのボクチン(ほとんど8歳) posted by (C)ボクチンの母

 休日のブログだから、漢方相談にまつわる一寸面白かった話。

 某疾患の相談で遠方からはるばるやって来られたといっても、滅多に通って来ないので、中心になる1種類の方剤が見つかったレベルで、なんとかやり過ごしていた男性。

 読書家でもある、いわゆる超エリート。

 足らない方剤を何とか見つけないとならないが、こんなペースでは直ぐに見つかるとは限らない。候補があと4種類あるのだが・・・。

 滅多に通わない人に、頑固な慢性疾患にそうやすやすと適切な配合を見つけるのは容易ではない。

 そこで、我が薬局の方針に反する不真面目さには、それなりのスパルタ教育が必要と考えて、

「頭が良い人なんだから、この4種類のうち、いずれが必要か、順列組み合わせなど数学的に割り出して、自分で見つけるように」

と、既に見つかっている主方剤とともに、可能性のある4種類の漢方薬類を渡すことにした。

 流石に超エリート、4種類のうちの2種類がしっかりと噛み合い、合計3種類の配合でフィットしているようだとの報告。
 やすやすと必要な2種類を直ぐに見つけたのは、流石である。

 だから、その後はまた数ヶ月やって来ない。

 もちろん、調子がよいなら通信販売で構わないし、むしろ奨励するくらいだが、こういう人ほど、次第に好い加減な服用方法になり、再発したときには諦めが早いか、大慌てするかのいずれかだろう。

 ところで、超エリートと書いたものの、他の疾患も含めて、一体に超エリートの人達ほど、理屈が多過ぎて、効果があっても、何かと揚げ足を取って屁理屈の論理でケチを付けようとする。

 素直さが足りないのである。

 きっと頭が良すぎて無意識に理屈を言ってケチをつけたくなるのだろうが、だからあいつらは本当はバカじゃないかと怪しんでいる(呵呵。

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