2009年02月28日の茶トラのボクチン(4歳) posted by (C)ボクチンの母
新規相談者はもちろん、お馴染みさんのみならず常連さんの中にも、そのような時代をそのまま反映するご高齢のご家族の介護に奔走される人達が多い。
共倒れにならなければよいがと心配になるほどである。
我が家も以前、長い年月、同じ経験をしているだけに、それはそれは心身ともに消耗する大変な状況に追い込まれる。
一方では、一人暮らしの女性の常連さん達は、いずれも高齢になっても多少の持病があっても心身ともに比較的健康を保持されている。
何週間か前に、産経新聞に、どこだか?の調査機関が幸福度調査を行ったところ、一人暮らしの人達は、たとえ持病があっても他の家族と同居している高齢者に比べ、日々顔を合わせている家族間のトラブルやストレスがないので幸福度がより高いという、調査結果の記事が出ていた。
ドイツの厭世哲学者、ショーペンハウアーの寓話が指摘するヤマアラシのジレンマの問題である。
この調査結果を意外と取るか、さもありなんと取るか?
想像するにさらに良いことは、家族間のストレスが少ないのみならず、おそらく一人暮らしという状況下では、あまり人に依存できないので、心身ともに比較的健康が保てやすいことだろう。
だから、中年以降の夫婦二人暮らしであれば、敢えて家庭内離婚を実行し、お互いに干渉しない生活を実現するのが幸福度を高める秘訣であろうと、その新聞記事にはあったが、まったく同意である(苦笑。
要するに、もしかしたら高齢になっても心身ともに健康を維持する秘訣は、ご家族にあまり依存しない環境を敢えて選択することで、好きなように勝手気ままな生活を続けられることが、幸福度も高く、認知症にも無縁で、元気で長生きできる秘訣になるのかもしれない。
過去の関連ブログ:
2006年11月29日 頑固な慢性疾患の発病原因の多くはヤマアラシの闘争
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