2009年02月21日の茶トラのボクチン(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ
煎じ薬は数日毎に何種類もの方剤を組み合わせたり一部を半量に減らしたり間引いたりというのは、とてもじゃないが現実的ではないので極めて非能率。
漢方薬や中草薬類の中には、もともと煎じるべきではない牛黄や麝香や田七などがあるから、という理由だけではない。
どんな頑固な慢性疾患でも、適切な漢方薬の配合を見つけるのに、最初から1ヶ月分単位の煎じ薬を出して効果を待っていてるというのは、いかにももどかしく、のんびりと待っておれない。
最初の数ヶ月が大事な勝負時で、どんなに頑固な慢性疾患であっても、短期間で明らかな反応が出るので、7〜10日以内の配合の微調整が必須であり、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患では、初期の段階では数日単位で頻繁に微調整を行う必要があることも珍しくない。
病気の種類によっては、各種の方剤を足したり引いたり、その頻繁な微調整が必要な人は、新規相談者の半数以上である。
その頻繁な微調整をやるとなると、煎じ薬では不便極まりないので、必然的に直ぐに対処しやすい各種エキス製剤で臨機応変の配合変化を行うことになる。
幸いにも、以前なら存在しなかったかなり特殊な方剤も多くがエキス製剤が出揃っており、また方意をしっかり把握しておれば、たとえば托裏消毒飲のような特殊な方剤でも、これと同等以上の効果を、エキス製剤の組み合わせで工夫することすら容易である。
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