2015年12月09日

胃や心臓・血圧に不安がある人のクシャミ・鼻水・寒気には小青竜湯よりも藿香正気散(カッコウショウキサン)の方が無難

2008年12月10日の茶トラのボクちん(4歳)
2008年12月10日の茶トラのボクちん(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 くしゃみ・希薄透明な鼻水・寒気には、世間では断然、小青竜湯が推奨されるようだが、村田漢方堂薬局では小青竜湯は絶対に奨めることはなく、必ず藿香正気散を服用してもらっている。

 これらの三拍子揃った症状の多くは、小青竜湯で即効が得られることが多いが、そのようなケースでも藿香正気散でも即効が得られることが多い。

 藿香正気散なら、胃障害や心疾患や高血圧がある人にも小青竜湯よりは安心して使用できる。
 小青竜湯は、若い年齢層でも胃弱の人には、くしゃみ・鼻水・寒気に効果があっても、往々にして胃障害を誘発しかねない。

 一般的によくみられる風邪の初期症状やアレルギー性鼻炎でみられるくしゃみ・鼻水・寒気には、敢えて胃弱や心疾患がある人達にまで小青竜湯を使わないでも、藿香正気散で著効が得られることが多い。

 アレルギー性鼻炎であれば、衛益顆粒(玉屏風散エキス製剤)だけでも、即効が得られることも多い。

 但し、希薄透明な水っぽい喀痰を伴う気管支炎や気管支喘息には、小青竜湯でこそ、極めて有用なケースがあるが、この場合には藿香正気散で代用するのは不可能である。

 とはいっても、高血圧患者さんや心臓に持病がある人、あるいは高齢者の場には、小青竜湯は副作用が生じることもあるので、使わないほうが無難だろう。

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2009年12月10日の茶トラのボクちん(5歳)
2009年12月10日の茶トラのボクちん(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2009年12月10日の茶トラのボクちん(5歳)
2009年12月10日の茶トラのボクちん(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2009年12月10日の茶トラのボクちん(5歳)
2009年12月10日の茶トラのボクちん(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

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2009年12月10日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

ラベル:小青竜湯
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