2007年05月28日

柴胡剤の秘密

 昨日の日本漢方における口訣の価値について触れたことから、どこかで記録を残して置きたいと思っていた柴胡剤の興味深い秘密?を書いておこうと思った。
 本来なら 漢方専門薬剤師による漢方薬方剤漫遊記 に記録しておくべきことかもしれないが、あとでこのページを引用として転載してもよいだろう。

 不真面目な話に取られても困るから、あまり公然と書けなかった内容である。それは男性の精力減退の悩みに関連した事柄だからである。
 昨今ではこのような問題だけでお問合せや御相談があった場合はすべてお断りしているのだが、多少ともお馴染みになった方から打ち明けられた場合は例外なく御相談に応じて対処している。

 通常では精力減退となれば海馬補腎丸や至宝三鞭丸あるいは八味丸などが一般的にお奨めらしいが、現実にはこれらで奏効するとは限らない。
 この栄養過剰の時代状況を反映して、こられの温補過多の方剤が良いとは限らないのである。むしろストレス除去能力のある柴胡剤こそ適応する場合が多いのが現実である。

 すなわち大柴胡湯や四逆散、とりわけ大柴胡湯証の人には効果絶大であると言いたいくらいである。
 まあ、こういう内容はあまりダラダラとこれ以上続けない方が良いだろう。

 鼻の下の長いヒゲジジイなどと誤解されたら腹が立つ。
 こんな秘密を惜しげもなく公開するサイトやブログが、どこにあると言うんだねっ!?

【関連する記事】
posted by ヒゲジジイ at 01:44| 山口 🌁| 大柴胡湯や茵蔯蒿湯(インチンコウトウ)の真実 | 更新情報をチェックする