2008年11月26日の茶トラのボクちん(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ
そういう人に限って、かなりお気楽で、病状も極めて軽症。
地元で苦労もせずに、安易に遠方を目指してやって来る。遊び半分としか思えない。
なるほど、「実家が下関なので〜」というお気楽さが却って真剣さが欠如している証拠としか思えない。
そのような有利な状況にあっても、1ヶ月に1度しか来れないというなら、7〜14日毎の微調整は不可能。
ヒゲジジイの遅い昼食時に、上記のような新規相談者が店頭に訪れたそうだが、残念ながらお断りとなった。
最初から一発で選んだ方剤類が確実にフィットするとは限らない。
運よく最初から適切な方剤の配合が見つかれば、2回目の確認後には、通信販売に切り替えることも可能だが、そうはなかなか問屋が卸さないのが弁証論治の難しいところである。
短期間に弁証論治を繰り返し、必要に応じて方剤を追加したり入れ替えたりという配合変化や微調整を行うのが、中医漢方薬学世界の常識中の常識である。
時には、1回来られただけで、物凄くよく効いたから、同じものを送ってもらえないかとメールや電話で問い合わせる人がおられるが、各種の疼痛関連疾患に多い現象で、そのようなケースでは、2回目の来局はないまま、通信販売に切り替えて、順調に治っていったケースもあるが、これなどはあくまで結果論のことである。
同じ論法で、2回目の来局後の微調整がずばり的中して、その後は通信販売に切り替えることが出来たというケースこそ意外に多いが、これなどもあくまで結果論のことで、アトピーなどの極めてデリケートな疾患では、ほとんどあり得ない。
実際には10年近く前までは、アトピー性皮膚炎のようなとてもデリケートな疾患でも、1度来られただけで、あとは通信販売に切り替えて、メールや電話の報告によって微調整を繰り返し、苦労の果てにしっかり改善が得られたケースも多かったが、現実には1度だけの来局では、あまりにもこちらの苦労が大き過ぎるので、そんな不正確で無理な頭脳労働はやらないことにしている。
いずれにせよ、せめて最初の数ヶ月は、7〜14日毎に通える意欲と熱意があるに越したことはない。
通える体力がまったく無いという人の場合、無理して却って病状を悪化さては本末転倒であるから、当方の漢方相談は残念ながら問題外と言わざるを得ない。
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2008年11月26日の茶トラのボクちん(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ
2009年11月26日の茶トラのボクちん(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ
2009年11月26日の茶トラのボクちん(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ
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