2015年11月23日

モンテーニュの随想録(エセー)の愛読者は、そうでない人よりも10〜15年も長生きする!?

2009年11月23日の茶トラのボクちん(5歳)
2009年11月23日の茶トラのボクちん(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 2014年に国書刊行会から出版された関根秀雄訳の『モンテーニュ随想録』の「はしがきにかえて━モンテーニュとの六十年」に、
中年から随想録の愛読者になった人たちは、そうでない人たちより十年や十五年は長生きしている。
 と書かれている。

 『モンテーニュ全集』の編者であるアルマンゴー医博が、当時専門の衛生学の学会誌に報告された文章だそうである。

 よくよく読んでみると「中年から」という条件付だから、「若い頃」からの愛読者であるヒゲジジイは、これ以上老醜を晒さなくても済むかも知れない。

 確かにアルマンゴー医博の享年は92歳、虚弱だった関根秀雄先生も享年は91歳。

 別にあやかりたくもない。
 
 ちなみに、上記の2014年発行の関根秀雄訳の『モンテーニュ随想録』は、増補決定版と銘打っているだけに、5〜6回の改訳が行われた最終的な決定版であり、関根訳の中では最も読みやすく、理解しやすい。

 1万数千円もするあまりにも高価な書籍なので、皆に奨める気は毛頭ありませんけど・・・

1日1回、今日も応援のクリックをお願いします

2011年11月23日の茶トラのボクちん(7歳)
2011年11月23日の茶トラのボクちん(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ



posted by ヒゲジジイ at 20:05| 山口 ☁| 哲学の煙(けむり)と漢方薬 | 更新情報をチェックする