2007年05月25日

アトピー性皮膚炎に保湿を侮るなかれ!(紫雲膏の偉効)

片手のみに紫雲膏を塗って比較した画像

   ↑紫雲膏なし!           ↑紫雲膏を塗布

 悪化する一途を辿った医療用漢方を全廃して、自費の村田漢方堂薬局の漢方薬服用に切り替えて24日目、皆でよってたかって紫雲膏による保湿を説得。何時間もかけてようやく片手だけに塗布することに成功せり。

 最初は手が腫れ上がって濃い滲出液が多かったので、紫雲膏を塗布する必要はなかったが、漢方薬の効果が出始めた10日後からは明らかに瘡蓋(かさぶた)状に乾燥が目立ち始めた。
 そこで乾燥部分には積極的に紫雲膏を塗布することを勧めるも頑として受け入れない。

 その7日後の来局時には説得を受け入れて購入されたので使用しているものと信じていたが、ほんの手先に使用するのみで、相変わらずガキンコのイタズラのようにカサブタ剥がしを朝一番の日課としている。

 カサブタは自然に剥がれるまでは絶対に人為的に剥がしてはならぬと厳重注意するも、果たして聞き入れるかどうか?!

 上記の画像は昨日、長時間!かけて説得に説得を重ねてようやく片手だけに塗ってもらった結果である。塗布する時には痒い痒いと大騒ぎしていたが、その痒みは直ぐに消退してしっかり潤ってきた。
  この結果にようやく納得されたらしく、最終的には両手に塗布して帰宅された。

 デリケートなアトピーであるから、稀には紫雲膏が合わない人も例外的にいるにはいるが、殆んどのケースではアトピー性皮膚炎の乾燥部分に(一流メーカーの製品を使用する限り)これほど効果のある保湿剤はないぞっ!と思うのである。

 ただし!塗り過ぎは禁物で、うっかり分厚く塗ったり頻繁に塗ると皮膚呼吸を妨げ、皮下に水湿を蓄えている状態下では、せっかく漢方薬の内服により止まっていた滲出液が再び流れ出すこともあるので、塗り過ぎは禁物である。

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 このように雨天も重なり、同時に塗り過ぎて再度ぶよぶよになった状態では、部分的に亜鉛化軟膏類に戻さなければならない。

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posted by ヒゲジジイ at 00:05| 山口 ☁| アトピー性皮膚炎や慢性湿疹など痒みを伴う皮膚病 | 更新情報をチェックする