2008年10月17日の茶トラのボクちん(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ
数十年来、各社に打診し、依頼し続けて、ようやく願いを叶えてくれたのが最後にお願いしたコタローさんだけだった。
これらの方剤だけは、多くの日本国民の為に、是非とも必要なもの。世のため、人のために、是非とも医薬品として製品化して欲しいという願いを聞き入れてくれたのだった。
ところが、コタローさんよりも前に依頼した数社は、上記の主旨でお願いしたにもかかわらず、いずれもまったくの馬耳東風。馬の耳に念仏。
それらの会社は、日本国民の健康に対する奉仕精神が、まったく欠落していたとは思いたくはないので、おそらく機動力の問題だったのだろうと、好意的に解釈することにしている。
補気建中湯エキス製剤と分消湯のエキス製剤の医薬品としての製造許可取得と、市販品製造の実現である。
これらのお陰で、どれだけの人が恩恵を蒙っていることか。
各種悪性腫瘍によって生じた腹膜播種があれば腹水の強弱にかかわらず、弁証論治に基づいた他の漢方薬類とともに、いずれかの方剤を併用してもらうが、必要に応じて両方剤を併用してもらうこともある。
転移癌の漢方相談においては、腹膜播種の診断が下ってない時でも、適切な他方剤とともに予防的に使用してもらうこともあり、ケース・バイ・ケースではあるものの、病状によっては先手を打っておいたほうが、成績がよいことが多い。
但し、深刻な転移癌の漢方相談は、デリケートな段階だけに、迂闊に相談に乗るわけには行かない。
全員に等しく有効な漢方サポートが確約できるわけではないからである。
それでなくともデリケートな段階だけに、御家族にクレマー予備軍が控えている場合もあり得るので、人選は重要である。
親切心だけでは相談に乗れないのは、昨今では、立派な人格者でもある開業医の先生に対してさえも、デリケートな段階の治療において、ご家族が理不尽な暴言を吐いて、親切なお医者さんさえ困らせる人が意外に多いことを仄聞するからである。
ましてや市井の漢方薬局の薬剤師ともなれば保身の上からも、断じて頑固に相談者を選別せざるを得ないのである。
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2008年10月17日茶トラのボクちん(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ
2009年10月17日の茶トラのボクちん(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ
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