2010年10月13日の茶トラのボクちん(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ
たまにこのような質問をされて絶句する場合がある。
もしも不安であれば、せっかくの漢方薬も効果が激減し兼ねないので、飲むのをおよしなさいと、思わず言ってしまいそうになる。
まったく逆の話で、漢方薬を併用したおかげで、過去にはどんなに多くの素晴らしい結果を得られたことか。
滅多に根治するはずもない事例でも、根治が得られたケースも稀ではない。
たとえば、
2012年03月21日 手術不能の肺小細胞肺癌が抗癌剤と放射線に漢方を併用して根治していた人が、久しぶりに来訪
2014年01月11日 ステージ4の悪性リンパ腫でここまでほぼ完全に治った例は経験がないと主治医に喜ばれた
これら2例とも、根治は不可能と思われていたものが、抗癌剤と漢方薬類の併用によって根治に至った実例である。
それ以外でも、最近、判明した実例でも、胃癌(印鑑細胞癌)で胃と脾臓の全摘手術後、肝臓に多数の小さな転移巣らしきものがあり、内服の抗癌剤と多種類の漢方薬類を併用で半年後には肝臓の転移巣らしきものは完全に消滅。2年後に抗癌剤治療が終了後、しばらくして漢方薬類の服用も完全に中止されていた人が、その後をとても心配していたが、そのまま根治しているらしいことが偶然耳に入って来た。
以上の実例のように抗癌剤と漢方薬の併用に問題があるどころか、その真逆である。
但し、抗癌剤は延命に資するときと、逆に縮命に働き出すという、見逃してはならない重要な分岐点があると言われるので、とうぜん過信できるものではない。
⇒参考文献:長尾和弘著
『 抗がん剤 10の「やめどき」━あなたの治療、延命ですか? 縮命ですか? 』
現実問題としては、このような問題があるからこそ、抗癌剤治療を行って無効だったり、逆効果だったりした人達が、抗癌剤治療を断念して漢方相談に来れれる人のほうが、半数以上なのである。
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