2015年09月26日

世間では消化器疾患に六君子湯や半夏瀉心湯がよく使われるらしいけど

2009年9月26日の茶トラのボクちん(5歳)
2009年9月26日の茶トラのボクちん(5歳) posted by (C)ボクチンの母

 村田漢方堂薬局でも六君子湯や半夏瀉心湯も必要になることだってあるのだが、大柴胡湯を使用する機会に比べれば、遥かに少ない。

 逆流性食道炎には六君子湯がファーストチョイスのように仄聞するが、いまだに遭遇したことはない。

 むしろ六君子湯で効かなかった人達が、当方に来られるケースでは、オルスビー錠でダメでも、多くは大柴胡湯証を呈しており、華奢な男女が断然多い。

 六君子湯証と大柴胡湯証では、それぞれにフィットする一連の症候は大違いなのだが、どうして六君子湯が投与されていたのか不思議である。
 多くは病院で投与されていたケースが多い。

 胃が痞えるからと半夏瀉心湯を投与されていたケースでも、その多くは大柴胡湯証を呈している。

 病院で六君子湯証や半夏瀉心湯証を投与されても全然効かないからと、相談にやって来られるケースのほとんどが大柴胡湯証であった。

 こんな企業秘密をバラしても何の徳にもならないが、ボクチンの写真を貼りたいために止むを得ない(苦笑。

 胃弱の人では、大柴胡湯合補中丸がフィットするケースも意外に多いのだが、日本流ばかりに専念していた頃では、絶対に考えの及ばなかった配合である。

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2010年9月26日の茶トラのボクちん(6歳)
2010年9月26日の茶トラのボクちん(6歳) posted by (C)ボクチンの母

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