2015年07月23日のシロちゃん(2歳) posted by (C)ヒゲジジイ
【 ブログへ掲載の可否 】:転載応諾(ブログへ転載させて頂く場合があります。)
【 年 代 】:50〜59歳の女性
【 地 域 】:東海地方
【 お問い合せ内容 】:
以前アトピーで近くの中医学の薬局で相談しなさいとアドバイスを頂きました。⇒ 2015年06月19日 アトピーの漢方相談は中医師がよいでしょうか?というご質問
その後アトピーに加え酒さを発症してしまい、どうしていいのかと落胆しています。
今現在は茯苓,当帰、山梔子,地黄、防風,黄芩,荊芥を処方していただいています。
アトピー酒さ共、難しいようですが、治る見込みはあるのでしょうか?
先がみえず不安でたまりません。
2015年07月23日のシロちゃん(2歳) posted by (C)ヒゲジジイ
お返事メール:
先月、少しアドバイスが欲しいという依頼のメールを頂いてから、まだわずか1ヶ月です。
>先がみえず不安でたまりません。
という不安感が強い人は、どこへ行かれても、相談を受ける方も苦手だろうと思います。
当方では、もともと不安感が強すぎる人は最も苦手なので、とりわけ精神面が大きく絡む場合は、すべてお断りしているくらいです。
(今月だけでも、直接来られても、すでに4人くらいお断りしています。)
また、今回のメールのご相談内容にしても、こちに質問されるよりも、現在通われているところで相談すべき問題です。
現在、アトピーに悩まれるのも、人生における大きな試練と思って、前向きに立ち向かうべきです。
地球上で生きなければならない人類は、多かれ少なかれ万人が試練を与えられる宿命にあるそうですから、アトピーが貴女に与えられた試練と思って、前向きに愚痴を言わずに頑張るべきです。
何の慰めにもならない、やや厳しいアドバイスかもしれませんが、安易な慰めを書いてもプラスにはならないと思います。
取り急ぎ、お返事まで。
追伸:症状がひどい場合は、西洋医学治療(皮膚科)の治療も受けながら、漢方薬を利用するほうが、症状が早く治まって治しやすいこともありますので、皮膚科にも相談してみられるのが能率的かもしれません。皮膚科でもしっかり相談してみられるとよいと思います。
2010年7月24日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母
折り返し頂いたメール:
酒さを診断されて、2重の苦しみに不安でたまりませんでした。
もちろん皮膚科の先生にも相談しましたが、酒さに関しては抗生剤を飲めなくて(お腹が弱い)手だてがないといわれました。
今の漢方の先生を信用したいのですが、村田先生のアドバイスがあれば、心強いかと思いメールさせていただきました。
2010年7月24日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母
お返事メール:
アトピーに酒皶を合併している人はぜんぜん珍しくありません。
こちらではそんな重症の人を何人も相談に乗ってきましたが、皆さん、何年にも渡って苦労の連続で、その頑張り続けたお陰で、2〜3年経つ頃には8割前後の改善を得て以後、また波を打ちながら9割以上の改善を得てそれを安定させるためと再発予防のために既に5〜10年以上も予防的に配合を減らしてずっと続けている女性は多いものです。
但し、いずれもよほどの決心と性根を入れて、相当の努力をされた人達ばかりです。
アトピーに酒皶を合併していても、努力すればしっかり改善するものですが、自費の漢方ゆえ、経費と期間は、相当な覚悟が必要なものです。
貴女の場合は、不安が過ぎるのが大変なネックになると思います。
いずれにせよ、こちらとは遠方過ぎるので、といっても同じ東海地方の女性は、新幹線を使って初回は連泊されて、その後は20日毎に通い詰めること1年半、ようやく症状も安定して、通信販売に切り替えて既に2年、元気に勤務されていますが、通っていた頃は、長期職場を休職していてのことでした。
もちろん、こんな冒険は絶対に奨める気は毛頭ありません。諸経費は膨大だったはずです。
現在の先生を信用するか、あるいは他に地元で、あきらめずによいところを見つけるべきです。でも、自費の漢方薬は本格的にすれば、何種類もの漢方薬を必要とするので相当な経費の覚悟が必要になります。
それで絶対に治るという保障まではないのですから、冒険になることは間違いありません。
いずれにせよ、アトピーに酒皶が合併している人は決して珍しくありません。というよりも、たくさんおられるはずです。
2010年7月24日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母
折り返し頂いたメール:
皆さん頑張っていらっしゃるのですね。
私も今の先生を信じる努力をして、自分の肌を信じて頑張ってみます。
村田先生がお近くであれば、毎日でもうかがうと思います。
そうですね、心配症ですかなり。お返事いただいてうれしっかたです。
また不安になったらメールするかもしれません。ご迷惑とおもいますが・・有難うございました。
【編集後記】 もしもこの方がお近くであっても、このように不安感が強い人は、精神的な面で、ヒゲジジイの最も不得意とするところなので、実際の漢方相談は、残念ながら絶対にお断りせざるを得ないケースである。
弁証論治の苦労も並大抵ではない上に加えて、不安が強すぎる人を説得するほど、徒労に終わりやすいことは長年痛いほど経験して、こちらの方が疲労困憊で、昨今では老齢の身にとっては冗談でなく、こちらの命の危険を感じるからである。決して冗談ではない。
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2010年7月24日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母
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