2015年07月18日

肝臓癌末期の御主人を看病される奥様からのおたより

2010年7月20日茶トラのボクチン(6歳)
2010年7月20日茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

【 ブログへ掲載の可否 】:転載応諾(ブログへ転載させて頂く場合があります。)
【 年 代 】:40〜49歳の女性
【 地 域 】:欧州
【 具体的なご職業 】:美術史家
【 おたより 】:はじめまして。大変御多忙のところを失礼申し上げます。
 ○○在住、4?歳日本人で今年6?歳になる◎◎◎◎人男性(肝臓癌末期)の妻です。

 今年の二月から日に三度の鼻血がありまして、当初は糖尿病の悪化かと考えましたが、芳しくないため大学病院の診療を受けましたところ8cmの肝臓癌の診断が下りました。門脈にも血栓が出来てしまっているものですから、食道静脈瘤も勿論のことあり既に手術が出来ませんし、ビーズ療法も可能かどうかの検査しましたが、先天的に肺と肝臓を繋ぐ血管のバイパスがあったらしく、ビーズが肺に流れてしまうため、中止。
 ネクサバールも、本人に体力があまりないため、医師との相談の上採用しませんでした。

 そういう状況の夫婦を見かねて周りの志の篤い知人達が、○○の薬草を専門とする昔からの薬局、癌専門のオメオパティー医師、○○在住の鍼を施行して下さる中国人を色々紹介してくださり、自然療法を試みました。

 特に癌専門のオメオパティの処方がキノコ類四種のカプセルだったのを見て、「漢方」ということが閃いた次第です。

 四月のことで、それから○○の漢方薬局と中医学を修めた先生の診療所と、それから上海出身のマッサージ兼漢方処方の先生に相談をしてみました。あなたの主人のケースでは動物系の薬が必須であるが○○では手に入り難い、しかも薬草の種類が限られているため最大限の効果は得られないが、まあ診てみましょうとのお返事がありました。

 同時進行で、インターネットで無知でした漢方事情と、中医学の眼目は一体なんなのだろうかと純粋な興味で色々なページを訪ねてましたところ、
 五万とある石のなかでも異彩を放つ玉であることが、村田先生の一行目の輝きから読んでとれました。

 私は相談メールに全くそぐわない内容をお送りしております。

 もう病院では治療の方針が立ちませんから、試せることは総てお試しになられるとよいと言い渡され、出血があれば応急処置、実際には内視鏡手術を受け、という風に海に出た小舟状態の際に、時間が許す限り村田先生の書き記してこられた多岐にわたる「論考」が魂に響き渡ります。

 看病に専念するようになり四ヶ月ですがまだ一度も諦めたり、落ち込んだりしておりませんのも、村田先生の万人に向けられた日々の御声のおかげです。宗教というよりも、もっと直裁な何かだと勇気づけられます。
うまくつたえられませんが、八方塞がりと世に言う状況下を如何に生きるかの指針が先生の書かれているものの、精緻さと情熱から観て感じられるのです。

 話を病に戻します。
 今はベルギー在住で元サラエボで国境なき医師団として働いておりました夫の弟が、縁あって中国人の妻を娶りましたので、その女性が旧知の中医学の医師に頼み腹水をコントロールするための漢方の煎じ薬三種(膨大な量です、3kgはあろうかと思います)を届けてくれまして、それを日に三度といわれますが、二度飲み二週間になります。
 それに霊芝の顆粒を日に一度、そこに私が日本から父にお願いをして牛黄を送ってもらったのを日に二度服用しています。

 夫は以前のように歩けませんけれども、牛黄を飲んでいる間はエネルギーが湧くらしく、11歳のひとり娘とチェスを毎晩したり、机に向かって物を書く気力も出ております。

 夫は文筆業でして、周りの友人達も作家や美術館関係者、など筆や言葉で生きている人々です。
 そういった中で、日本語と◎◎◎◎語に挟まれながら色々想うこと、感じることがあります。その答えやヒントの体現がどこかにある、とずっと思ってました。

 夫の身体がよくないというので、私も観念してみてようやく村田先生、そして御伴侶の奥様、ボクチンの存在に巡り合えました。

 京都や神戸、大阪、東京、淡路島としか知らない夫ですが、まだ見ぬ長州下関に生きている間、見せてやりたいものです。
 枕元で時々、村田先生の書き物から私が理解した内容を話しております。ありがたいことに、生命力が湧くようですし、好奇心も生まれています。

 不躾なメールをお送りいたしますが、村田先生の計り知れない探求がこれからも永遠に続くかのごとく順風であられますこと、遠く○○より御祈願申し上げます。

 少し時間があり、漢方薬の雨を浴することができればと、非力ながら今現在思考中です。22歳年が離れていますから、幾らか救えないものかとただただ実直素朴に毎晩考えています。

 どこかでまた御縁がありますように。

 何よりも先ずブログ、HPを拝読させて頂きまして心より御礼申し上げます。

2014年7月18日のシロちゃん(1歳)
2014年7月18日のシロちゃん(1歳) posted by (C)ボクチンの母

お返事メール:

 ご主人様の闘病中の大変な時期、わざわざおたよりありがとうございます。

 こちらではご主人様と同年代の人達が、各種のがんサポートを求めて来られている人も多いのですが、むしろそれ以上に目立つのが四十代の男女の転移癌でステージ4の人達です。

 漢方薬は貴女が書かれているように、

>漢方薬の雨を浴することができればと

 というのはまったくある意味で正しいお考えだと思います。

 漢方薬治療の要諦は、やや乱暴に記せば、病人さんを「漢方薬漬け」にすることで、治療効果を発揮させる医学薬学だと思います。

 また、牛黄を使用されているのは大変賢明なことだと存じます。
 奥様ご自身もお疲れの時に使ってみるのもありです。

 こちらは台風一過、午後から暇になり、頂いたメールをしっかり拝読することができました。
 その調子で頑張って下さい。

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2014年7月18日のシロちゃん(1歳)
2014年7月18日のシロちゃん(1歳) posted by (C)ボクチンの母


posted by ヒゲジジイ at 06:34| 山口 ☁| 肝臓癌・肝細胞癌・肝硬変 | 更新情報をチェックする