2010年7月16日茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母
長期間、漢方薬でコントロールできている手術不能な各種進行癌や転移癌の人達は、いずれも 2015年06月23日 『中医臨床』 誌6月号の記事 「中医がん治療の基本的な考え方」 で、取り上げた『複方大方は多くの段階で効果を強化するがん治療の基本的対策』という方法論に該当する配合内容ばかり。
手術不能であっても抗癌剤や放射線を併用して根治した人はもちろんのこと、西洋医学的な治療を一切断念して、結果的に漢方薬類だけで根治した例すらある。
すなわち、各方面から綿密に弁証論治を行って、いずれもやや複雑な扶正祛邪を行う配合となっており、「一般的に3〜4種類の治法を用い、薬材も15〜30種類前後を配合している」とされるものに、必然的に集約されている現実がある。
それでしっかりした結果が出ている人も多いだけに、もはや通導散など、一貫堂の流派で用いられる方剤を取り入れる余地はない人が多い。
とはいえ、その網の目に漏れるようなケースが出て来れば、積極的に蘇木の配合された通導散および荊防敗毒散、あるいは一貫堂の竜胆瀉肝湯などを組み入れてみようと考えているわけである。
これらを用いなくても、中医学的な弁証論治を主体にした方法で、経過がよい人が多かった過去があるとはいえ、すべてというわけには行かないのが世の常。それゆえ、少しでも確率を向上させる工夫は、これらの導入であるかもしれないと期待しているところである。
早速、昨日より導入した人もあるのだが、すでに疼痛が激しくとも手術不能など、ほとんどの西洋医学治療の方法が狭まりつつある人だけに、「複方大方(多種類の方剤と各種中草薬の配合)+蘇木の配合された通導散」の効果を期待しているところである。
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2011年7月16日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ボクチンの母
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