2009年7月7日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母
暑いからといって、冷たいものばかりを摂り過ぎていたら、胃腸が冷えて気分が悪くなる人が増加する季節。
そんなとき、日本漢方では一般的に人参湯が使われるようだが、甘草や朝鮮人参が多量に含まれるだけに、高血圧傾向のある人や、浮腫が生じやすい体質の人には不適である。
無難なところでは藿香正気散や胃苓湯である。
但し、藿香正気散を不必要に乱用すると、身体が温まり過ぎたり、粘膜の乾燥症状が出て来る場合もあるが、多くは即効が得られるので、それほど連用する必要はないだろう。
やや温まり過ぎたり、少し乾燥を感じるかな〜と思った時点で中断すればよい。
昨今も、ヒゲジジイはみずから犠牲的精神を発揮して、折々に冷たい氷菓子やアイスクリーム、冷えた果物を過食しては体調を崩しても、頓服で藿香正気散を使うと、即効が得られることを再確認している。
問題はこれからである。
折々に藿香正気散や胃苓湯などを必要とするような食生活習慣こそ、不健康で各種の病気を誘発する原因となり、極端な場合は短命の原因となる。
腸管免疫こそ、人間の免疫の8割を占めると言われるだけに、冷飲や冷食こそ免疫系を狂わす元凶となるので、健康で長生きしたければ、冷飲や冷食の摂り過ぎは絶対に慎むべきである。
ところで、日頃から免疫系統を正常に保つ漢方としては、安上がりなもので莪朮(ガジュツ)やクマザサを原料とする製剤などがよいかもしれないし、やや高価なものでは●●●●や◎◎など。
たまには応援のクリックをお願いします!⇒
2009年7月7日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母
2009年7月7日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母
2009年7月7日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母
【関連する記事】
- 心臓・脳血管・腎臓を守る基本的な漢方薬
- 免疫力・抵抗力・健康維持に実績のある漢方
- 便利な柴葛解肌湯
- 困ったときの柴胡桂枝湯?
- 滅多に奨める機会がなっかった方剤だが、最近になって・・・
- あり得ない合方、とは言えない、大いにあり得る合方
- 懐かしい里帰りが続く
- メマイなど、ストレスの多い時代には
- 夏に多い冷たい飲食物の摂りすぎによる腰痛
- 令和2年の女性達は加味逍遙散がフィットする時代
- 四逆散で人生が、少しは、明るくなる人が多い
- 規定量よりも少量で、十分効果を発揮する一部の中成薬
- ネットでいくら漢方薬を調べても、一定レベル以上の頑固な疾患になると
- ここ数十年は寒鬱化火や湿鬱化火の証候を呈する人が多かったのだが
- 今年の新規相談者は、当然ながら、西洋医学では限界があり過ぎるものばかり
- 衛益顆粒が適応する玉屏風散証体質者は、折々に葛根湯証に変化する人が意外に多い
- 消風散の配合内容は、どうしても好きにはなれないのだが・・・
- 四逆散と柴胡疏肝湯
- 猪苓湯は単なる膀胱炎の漢方薬ではない
- 不眠症の弁証論治は必須とはいえ・・・