2009年6月30日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母
昨今では珍しいことで、下関市内からの新規相談者が集中した。
頑固な慢性疾患のみならず末期癌の人達などだが、地元の気楽さが、却って真面目に通えないケースも出て来るのが恒例のこと。
地元の気安さが却ってマイナスとなることもある。
ところで、県外からは、アトピー性皮膚炎の女性で、地元で一度も試さないで、ストレートに当方に新規相談に来られた人があった。
ところが、10日前後でしばらく通えるかどうかを訊ねると、とても歯切れの悪い返事。
だったらなおさら、地元で通えるところを探すべきだと、キッパリとお断りした。
他の疾患と異なって、アトピー性皮膚炎の場合は、10日毎に通って、次第にペースがつかめだしても、少なくとも2〜3週間毎くらいでも、一年間は通ってもらわないと、変化の激しい皮膚病だけに、季節に応じた対処方法が掴めない。
他の疾患であれば、ほぼピントが合った時点で、いくらでも通信販売に切り替えることが可能だが、アトピーだけは、そうは問屋が卸さない。
たとえば、先日、県外の義母が下半身が浮腫んで歩行が難儀というので、試しに防已黄耆湯エキスを送付したところ、10日分でほとんど浮腫が軽減して、一気に楽になった。
また、昨今は数年以上来られないままとはいえ、当方の漢方薬を各種常備薬として利用されている北陸地方の体格の良い男性が、湿気が多くなった頃から下半身が浮腫んで難儀だが、常備薬の五苓散も猪苓湯などでもほとんど効果がないと言われるので、同じく防已黄耆湯の10日分を送って試してもらったところ、10日分で7〜8割は軽減したと言われる。
ともあれ、上記の県外のアトピーの女性の話に戻ると、
「地元では評判のよい漢方薬局のウワサを聞いたことがない」
というので、こちらだって、地元近辺からやって来る人たちでも、お気軽な人達はすべてお断りしているので、その人達からは、きっと悪い評判がたっているはず。
それと同じで、人の評判なんてアテにならないので、地元で探すように、キッパリとお断りしたのだった。
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2009年6月30日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母
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