2015年06月20日

医師による漢方投与を受けるには、漢方薬を専門とする医院を見つけるべきです

2010年6月20日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年6月20日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

【 ブログへ掲載の可否 】:転載応諾(ブログへ転載させて頂く場合があります。)
【 年 代 】:50〜59歳の女性
【 地 域 】:九州地方
【 お問い合せ内容 】:

 去年11月より、ばね指を発症しました。
 仕事が出来なく困っています。
 左手親指に5回ステロイド注をしましたが、改善なりませんでした。
 右手も親指、小指以外がカクカクとなります。使いすぎではなく、内面の問題だと思います。

 2年前に耳鳴りも発症しています。左右ともキーンだったり、ワンワンとなったりします。
 耳鳴りは難しいと言われました。

 先日、某医院で漢方薬を処方して頂きました。
 ツムラ 荊芥連翹湯、ツムラ 温清飲エキス顆粒です。
 ケイカイレンギョウトウを検索して村田漢方堂薬局の内容を閲覧しお尋ねしたくメール致しました。

 舌診、脈診なし、もしくは右手の脈診だけで分かるものなのでしょうか?
 耳鳴りも治るのでしょうか?

2010年6月20日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年6月20日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

お返事メール:

 昨今、どこの病院や医院でも、保険漢方が安易に投与されており、テレビなどでも、医師が登場して漢方薬の間違った使い方(アトピーには温清飲など病名治療)を自信満々に紹介されたりしています。

 漢方薬の専門知識のない医師たちによる安易な漢方投与により、逆効果となっている人達のお陰で、病院の漢方はもうコリゴリだと言われる人も年々増え続けているように思われます。

 漢方薬は世間で想像する以上に、とても専門性の高いものですから、もしも貴女が漢方薬の専門でもない一般の医院で漢方薬を投与されているのであれば、今後の見通しはあまりよくないと思われます。

 同じ漢方薬投与を受けるのであれば、少なくとも漢方薬を専門にされている医院にかわるべきです。
 漢方薬を専門に学んだ医師も、探せば必ずおられるはずです。

 但し、病気の内容によっては、医師の投与する保険漢方では限界のある場合があります。
 保険で使える漢方薬には限界があり過ぎるからです。

 ところで、舌診もしないで漢方薬を投与される医師が存在するなんて、ちょっと信じられない話です。

 なお、通常の腱鞘炎であれば、フィットした漢方薬が見つかれば、遅かれ早かれ治るものですが、耳鳴りは軽減することがあっても、根治することは少ないかもしれません。

 現在、投与されている漢方薬が適切かどうかまでは、メールレベルで判断できるものではありません。
 取り急ぎ、お返事まで。

2009年6月21日の茶トラのボクちん(5歳)
2009年6月21日の茶トラのボクちん(5歳) posted by (C)ボクチンの母

折り返し頂いたメール:

 お忙しい中、早速の返信頂きまして有り難うございます。
 舌診、脈診は当たり前だと思っていましたので、大丈夫だろうかと不安を感じておりました。

 耳鳴りは難しいのですね。
 時間が取れれば、伺いたいと思います。
 有り難うございました。

2010年6月21日の茶トラのボクちん(6歳)
2010年6月21日の茶トラのボクちん(6歳) posted by (C)ボクチンの母

お返事メール:

 なるべく地元近辺で定期的に通えるところを見つけられるべきかと存じます。

>時間が取れれば、伺いたいと思います。

 とありますが、
 当方では、配合のピントがしっかりフィットするまでは、7〜10日毎に通える人でなければ、1回ですべて弁証論治が終わるわけではありませんので・・・

 まずは地元でよさそうなところを見つけて下さい。

2010年6月21日の茶トラのボクちん(6歳)
2010年6月21日の茶トラのボクちん(6歳) posted by (C)ボクチンの母

折り返し頂いたメール:

 わかりました。

 残念ですが、そのようにします。

 有り難うございました。

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2010年6月21日の茶トラのボクちん(6歳)
2010年6月21日の茶トラのボクちん(6歳) posted by (C)ボクチンの母
               
 
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posted by ヒゲジジイ at 22:43| 山口 ☁| 病院の漢方薬 | 更新情報をチェックする