2015年06月17日

寒熱の配慮がなされない医師の投与した漢方薬と調剤薬局のトンデモナイ指導

2010年6月17日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年6月17日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

 先日来の常連さんの親戚の人に起こった問題の報告と相談内容にはあきれた。

 地元の常連さんの親戚の女性が、膀胱炎で診察を受け、抗生物質などで治った後、下腹部にまだ不快感が残っていると告げたところ、細菌はなくなっているので、漢方薬を投与するので、それで様子をみるようにと出されたのがツムラの八味丸。

 調剤薬局では、水分を取り過ぎると膀胱炎にはよくないので、水の摂取を控えるようにとまったく真逆のアドバイスがあったという。

 漢方薬に詳しい常連さんは、冷え症でもない貴女には八味丸は合わないので絶対に飲まないように!
 そのかわりにこちらの漢方薬局で相談して猪苓湯を送ってあげるからとアドバイスしていたのに、待ち切れずに八味丸を1回服用したところ、腹部がパンパンに張って苦しくなり、尿が濃くなって小便がチョロチョロとしか出ずに難儀しているという。
 そこで他の病院に受診したところ、こんどはツムラの大建中湯が30日分も投与されたが、どうしたものだろうと常連さんのもとに再度相談があったという。

 大建中湯は膀胱には刺激が強すぎるし、ますます温め過ぎて最悪だから、絶対に飲まないようにとアドバイスすると、ようやく説得に乗る気になったらしく、しっかり水分を摂りつつ、猪苓湯でしばらく様子をみることとなった。

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2010年6月17日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年6月17日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母


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posted by ヒゲジジイ at 12:48| 山口 🌁| 間違いや問題の多い日本の漢方と漢方薬 | 更新情報をチェックする