2015年03月31日
肝膿瘍と深部静脈血栓症のご相談
2009年03月31日の茶トラのボクチン(4歳半) posted by (C)ヒゲジジイ
【 ブログへ掲載の可否 】:転載応諾(ブログへ転載させて頂く場合があります。)
【 年 代 】:60〜69歳の男性
【 職 業 】:無職
【 地 域 】:北陸地方
【 具体的なご職業 】:年金生活
【 お問い合せ内容 】:
3月7日に「肝膿瘍」と診断され、同県大学病院に入院しました。
ところが、右大腿から下腿さらに足先まで腫れておることに医師は気付き、同院の循環器内科で診察してもらったところ、「深部静脈血栓症」と診断されました。
肝膿瘍については、ドレナージで肝臓から膿をカテーテルで排出し、抗生物質投与で様子を見ながら順調に回復し、26日に退院しました。しかし、再発の可能性が否定できないので4月中旬にもう一度来院してCTによる再発の有無を確かめる約束になっております。
この病気に関しては退院後は薬は処方されていません。
深部静脈血栓症の治療は、頚部下静脈からフィルターを留置し、肺血栓防止をしてから、血栓溶解剤としてヘパリンを1週間点滴され、その後はずっと新薬の抗凝固剤を服用しています。
しかし、自覚する問題は下腿の腫れが中々おさまらないことです。歩いた時にはパンパンに腫れます。痛みはありません。退院時にこの足の腫れについて医師は特に問題視する様子はなく、おぼろげながら聞いたのですが血管が再生するからこの腫れも軽快するように述べていましたので安心していたのですが。
まず、深部静脈血栓症もさながら腫れを治す漢方的方法はあるでしょうか?
また、前者の肝膿瘍の再発を防止する方法はあるでしょうか?
以上、よろしく御回答お願いいたします。
2011年03月31日の茶トラのボクチン(6歳半) posted by (C)ヒゲジジイ
お返事メール:
当方のブログをご覧になってのご質問かと存じますが、⇒ 2007年02月17日 肝膿瘍の漢方薬(付録:慢性骨髄炎、肺膿瘍に対する漢方薬)
ここで書いている通りです。
つまり、肝膿瘍にしても、深部静脈血栓にしても、綿密な弁証論治を行って、体質と病状にフィットする漢方薬を服用すれば、可能性は十分にあり得ます。
但し、複数の配合が必要となり、肝膿瘍の方は、場合によっては牛黄製剤など、やや高価な漢方薬も必要とする場合もあり得ます。
また、通常の漢方薬だけでなく、多くの場合、中草薬類の併用も必要になる可能性も高いと思います。
深部静脈血栓にしても、⇒ 2007年03月12日 日常茶飯事(付録:深部静脈血栓)
ここで少しだけ取り上げている通りです。
いずれも、保険漢方適用外の漢方薬や中草薬類を必要としますの一定の出費は免れませんが、経費的に問題であれば、保険適用範囲内でも方法はないか、地元の病院やクリニックで、漢方薬を得意とされる先生がおられたら相談されて見られるとよいと思います。
少々の経費は止むを得ないとお考えであれば、地元近辺で中医学にも堪能な漢方薬局で相談されてみられるとよいと思います。
取り急ぎ、お返事まで。
2011年03月31日の茶トラのボクチン(6歳半) posted by (C)ヒゲジジイ
折り返し頂いたメール:
さっそくの回答有難うございます。
主治医は漢方に無関心であり、中にはそうでない漢方薬店もあるんでしょうが、若干の店を利用したことがあるが、弁証論治をするようなところはどこもありませんでしたので、このサイトを訪問いたしました。
とりあえず、治療の眼目は、深部静脈血栓症による腫れにあります。
御サイトでも少し触れていましたが、やはり直接来店しないことにはこれ以上はお話が進まないことを考えると、地元で地道に漢方に造詣のありそうな医師や漢方薬店を探すしか方法がありません。
いろいろアドバイスをいただき有難うございました。
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2011年03月31日の茶トラのボクチン(6歳半) posted by (C)ヒゲジジイ
2012年03月31日の茶トラのボクチン(7歳半) posted by (C)ヒゲジジイ
2012年03月31日の茶トラのボクチン(7歳半) posted by (C)ヒゲジジイ
posted by ヒゲジジイ at 06:11| 山口 | 慢性化膿性骨髄炎・肺膿瘍・肝膿瘍および各種の慢性化膿性疾患
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