2010年03月30日の茶トラのボクチン(5歳半) posted by (C)ボクチンの母
学術論文でさえ、虚偽捏造の記事が横行していることは、過去から現在に至るまで、由々しき社会現象となっている。
ましてやテレビで報道される内容はもとより、ネットで喧伝されるものは、たとえ有名企業や肩書きが優れた人達の学術的な内容であっても、迂闊に信用することはできない。
漢方関係におけるその証拠の一端としては、痩せ薬としての防風通聖散、酒皶(しゅさ)に対する十味敗毒湯、アトピー性皮膚炎に温清飲など、これらがフィットする確率はかなり低い。
確率が低い以上に問題なのは、これらの方剤がフィトしない場合、効果がないだけならまだしも、逆効果になって病状が悪化することも大いにあり得るので、使用する上ではかなり注意を要する方剤なのである。
このように慎重を要する上記のような漢方薬類を、過剰なまでに宣伝あるいは喧伝されているのは、まったく理解に困しむところである。
まだ便秘に麻子仁丸、膀胱炎に猪苓湯というほうが、はるかに信憑性が高い。
これらでもしも効果が無ければ、製品の品質が劣悪な証拠だと言ってもよいくらいだ。
ことほど左様に、世の中は虚偽捏造とまではいかない場合でも、誇大広告や誇張宣伝だらけだから、要注意。
猫社会にも劣る人間社会だから、止むを得ないことかもしれないが・・・
一説には25人に1人は、サイコパスというくらいだからねっ。
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