2015年03月27日

ダイエットに有効な漢方薬は人それぞれに異なる

2010年03月27日の茶トラのボクチン(5歳半)
2010年03月27日の茶トラのボクチン(5歳半) posted by (C)ヒゲジジイ

 当然のことである。防風通聖散や扁鵲(へんせき)だけがダイエット用の漢方薬と思ったら大間違い。
 これらで効果がある人は、ほんの一部の人達に過ぎない。むしろ無効である人のほうが多いくらいである。
 とりわけ、防風通聖散の方は、あまりにも問題が多過ぎる。効果がないばかりか、逆に浮腫が生じて体重が増加した人さえある。

 それはともかく、現実的なことを言えば、フィットした漢方薬を長期間続けている人に、肥満体の人はほとんどいないことは、既にこのブログで何年も前に書きつくしているが、そのことを最近も感じることが多い。

 数ヶ月前にも、茵蔯蒿湯+五苓散でお腹が引っ込んでスマートになる男性たちのことを書いたが、昨日も、ピントの微調整で行った配合変化の折に、一部の方剤を当帰芍薬散に切り替えた途端、10日間で2Kg減量し、みかけも明らかに顔が小さくなった。

 他の目的で服用をはじめた漢方薬だったが、微調整の段階で、当帰芍薬散を配合の一角で使用してみただけで、明らかな痩身効果が得られた。
 この女性はこれまで行ったダイエット法では、いずれも効果がなかったのに、思いがけず、はじめてダイエット効果が得られたと喜ばれている。

 当帰芍薬散によって、気血津液の流通が改善されることによって、体重の減量が得られているわけだが、どの人にも痩身効果が出るとは限らない。
 当然のことで、その人にフィットした漢方薬、要するに方証相対しなければ、無意味である。

 ということで、巷で痩せ薬として有名な、防風通聖散がフィットする人は、極めて少数の人に過ぎないもので、合わない人がこれを服用して、却って浮腫を生じて排尿困難になり、胃腸も壊して踏んだり蹴ったりのひどい目に合った人もいる。

 すなわち、売らんかな主義の安易な防風通聖散の宣伝文句に騙されると、ひどい目に合うこともあるので、必ずフィットする漢方薬を専門家に相談して、適切な漢方薬を求めるべきである。

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2011年03月27日の茶トラのボクチン(6歳半)
2011年03月27日の茶トラのボクチン(6歳半) posted by (C)ヒゲジジイ

2011年03月27日の茶トラのボクチン(6歳半)
2011年03月27日の茶トラのボクチン(6歳半) posted by (C)ヒゲジジイ

2011年03月27日の茶トラのボクチン(6歳半)
2011年03月27日の茶トラのボクチン(6歳半) posted by (C)ヒゲジジイ

2012年03月27日の茶トラのボクチン(7歳半)
2012年03月27日の茶トラのボクチン(7歳半) posted by (C)ヒゲジジイ


posted by ヒゲジジイ at 00:02| 山口 | ダイエットや肥満症 | 更新情報をチェックする