
2010年03月16日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ
西洋医学的な薬理作用で表現すると、発汗作用を特長とする葛根湯と、止汗作用を特長とする衛益顆粒(玉屏風散)というのは、中医学を生半可な学習者には、あり得ない併用であると思うことだろう。
もちろん、一見すれば、大いに矛盾がある。
片や表実無汗に適応する葛根湯。片や表虚自汗に適応する玉屏風散(衛益顆粒)。
こられを併用する病態はあり得ない、と考えるのは実に浅はか。
アレルギー性鼻炎レベルでは、体質によっては衛益顆粒のみでも即効が得られる人も多い⇒アレルギー性鼻炎に対する玉屏風散 とはいえ、葛根湯合衛益顆粒証を呈する人は、アレルギー性鼻炎のみならずアトピー性皮膚炎などでも、これらの併用がよくフィットする人に、ときおり遭遇する。
無力症状を呈する疾患の中には、葛根湯合補中益気湯なども、時に応用されるのと同様である。
一昔前のヒゲジジイなら、中医学的な分析を縷々得意げに書くところであろうが、プッツン老人にはそんな面倒は、もはや御免である。
ブログ継続の主目的は茶トラのボクチンの写真貼付にある。
麻黄湯証を呈するように見えても、実際には麻黄湯加黄蓍でなければならない病機も実際の臨床ではあり得るのだから、中医漢方薬学は実に奥深いものである。
上記のような高度な応用編は置くにしても、一般論で言えば、風邪に罹りやすい、いわゆる虚弱者には、衛益顆粒+六味丸がよくフィットする人が多く、これらを常用することで、次第に風邪を引きにくくなる。
もしも、うっかり風邪を引きかけたら、衛益顆粒+六味丸が日頃からフィットする人の多くは、実際に風邪を引きかけると、葛根湯証を呈することが多い。
そこで、すかさず葛根湯を服用すれば、多くの場合1〜2回の服用で治ってしまう。
その後は、葛根湯を止めて、衛益顆粒+六味丸を常用しておれば、そうとうに体質が強化され、元気で長生きできる体質に強化されることだろう。
以上はよくあるパターンというだけのことで、皆がみな、同じというわけではないので、素人療法は怪我の元。
必ず専門家と相談しながら必要な方剤を臨機応変に選択してもらうべし。
過去には、このブログを読んで、素人が勝手に真似して、効かなかったぞっ!という怒りのメールを稀にもらうこともあるが、お門違いである。
素人判断でやらないように、近くの専門家と相談して判断してもらうべきだと、繰り返し書いてもこの通りだから、シロートさんというのはイヤハヤ。
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