2011年02月10日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ
病は気から、とはよく言ったもので、その代表的なものは、思い切り泣きたいのを我慢していると喘息になったり、怒りを我慢していると掻痒性の皮膚疾患になったり、二進も三進も行かないほど解決不能な問題に悩まされ続けていると癌が発生しやすくなるなど、真偽のほどはいかばかりか?と思われるけれども、一面の真理をついているかもしれない。
仕事上は現実問題として、アトピー性皮膚炎でさえ、逍遥散関連方剤や柴胡加竜骨牡蠣湯、あるいは四逆散系列の方剤などの併用が必須となるケースがあまりに多いので、いまさらながら驚いている。
婦人科疾患でも、重大な婦人科系統の悪性腫瘍類に対する闘病のサポートにおいて、その多くは逍遥散系列の方剤を主体に配合すべきとする中学書の指導書は以前から、基本的な考えとなっている通りで、長年の漢方相談経験でも、指南通りであることを実感することが多い。
いつも明るいお馴染みさんんの高齢の男性が、空気嚥下症となって、ゲップが頻繁。
西洋医学的な検査では、食道がねじれているからだろう?というくらいで、消化剤を飲んでも効果がない。
明るい性格の割に、裏にはストレスが溜まっているらしく、半夏厚朴湯+オルスビー錠を併用してもらうことになったが、効果は如何。
そういえば、今思い出したのが、昨年あった不思議な出来事。
もともと貧血症で、加味逍遥散+六味丸ですっかり体調がよくなり、この二つだけを数十年飲んでいた人が、やや高齢にさしかかって、相当に進行した大腸癌をがん検診で発見された。
そこで手術までに、多種類の癌サポートとなる中草薬類をしっかり飲んでもらったところ、予想外の展開で、開腹してみたら?で、主治医の話がおかしくなった。
思ったほどは悪く無かったよと、却って落胆したかのように歯切れが悪い。3ヶ月に1度来院して、このまま続けば3年後はもう来なくてよい、5年も通う必要はないでしょうとて、ずいぶん奇妙な話。
手術前の宣告とはずいぶん異なるニュアンスなので、キツネにつままれたようだと述懐されていた。
今年になっても、引き続き加味逍遥散や六味丸はもとより、縁起の良い多種類の中草薬類も常用されているからか、引き続き腫瘍マーカーなど、すべて完璧に正常範囲内を維持している。
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2012年02月10日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ
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