2006年01年16日の茶トラのボクチン(1歳) posted by (C)ボクチンの母
村田漢方堂薬局では、医療関係者の相談者が多い関係で、少し親しくなった頃から、様々な医療面での様々な不都合を耳にすることが多い。
当然、皆さんは病院で慢性疾患が治らないので、村田漢方堂薬局に通うようになったのだから、それだけでも西洋医学治療のみならず、病院の保険漢方には、とても頼りない部分がある証拠である。
といっても、これは既に分かりきったことだから、いまさら指摘するまでもないが、最近、様々な医療関係者から耳にすることは、ツムラ漢方など、保険漢方を各病院で投与されるようになって久しいが、それに付随することで、改善すべき大きな問題があるように思われる。
病院では入院患者さんに限らず、通院患者さんにも、しばしばツムラ漢方が投与されていて、いずれも食前服用を厳守させる病院が多いらしい。
そのことで、しばしば患者さんの愚痴として、食前に漢方薬を服用するので、せっかくの食欲が台無しになってしまうと。
もっと気の毒なのは、もともと病気の為にか、食欲がなくなっている上に、食前にマズイ漢方薬を服用させられるので、余計に食欲が低下させられる、ということである。
『食後』の指示ができないのであれば、せめて『食間』にでも変更してあげれば、と思うのだが。
中医学知識が少しでもあれば、臨機応変、融通無碍に対処するのが当然の医療であるのだが、どうして日本の医療界は、このように硬直した考えの人が多いのが、不思議でならない。
もともと、漢方薬は食前に服用すべきという科学的根拠は皆無なのである。
また、偉い学者さんや医師、あるいは薬剤師でも、皆に説得できる根拠を発表されたという情報も見当たらない。
むしろ数十年前、日本の某女医さんの行った漢方薬の吸収実験では、食後の服用がもっとも吸収率がよかったというデータが発表されていたくらいである。
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