
2008年12月11日のボクチン(4歳) posted by (C)ボクチンの母
9月に販売が始まった前立腺がんの抗がん剤「ジェブタナ」(一般名カバジタキセル)を投与後に、5人の死亡者が出たという記事が、ヤフーのニュースに掲載されていた。昨日の記事である。
ここ3ヶ月間に200人が使用し、延べ42人に、好中球の減少がみられ(免疫力が低下)、そのうちの5人が、肺炎や敗血症などで死亡ということである。
この記事を読んで思い出したのが、村田漢方堂薬局での最近の事例。
他の新規の抗癌剤で、牛黄製剤など各種の漢方薬類を併用しながら、その新規の内服の抗癌剤を投与されると、肝機能が急上昇しはじめて、これ以上、上昇すると休薬が必要だということで、さらに茵蔯蒿湯を加えると、一気に肝機能が正常化して来た。
そのお陰で、抗癌剤を継続することが可能となっているが、転移巣も短期間で半減している。
さいわいに体調もすこぶる良好で、漢方薬の効果も歴然としているものの、抗癌剤に賭けるのは、実に「博打」としか言いようがない。
本当に、バクチである。
中には漢方薬で、抗癌剤の副作用をほとんど解消できても、体調が良いのとは裏腹に、転移巣が縮小するどころが、みるみる増大するケースもあるが、このようなケースでは、抗癌剤がむしろ転移巣の悪化を促進しているとしか、思えない。
一方では抗癌剤を拒否して、漢方薬だけに賭けた転移癌の女性では、3種類の腫瘍マーカーが見るみる下がっていくので、主治医も漢方薬の有効性を認めて、「何を飲んでるかみせてもらえないだろうか?」と遠慮がちに依頼されたという。
そこで、患者さんは、あらたまってヒゲジジイに、お見せしてよろしいでしょうか、と問われるので、「どうぞ、どうぞっ」と、二つ返事でお答えしたばかり。
たまには応援のクリックをお願いします!⇒


2010年12月11日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

2010年12月11日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

2010年12月11日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

2011年12月11日のボクチン(7歳) posted by (C)ボクチンの母
【関連する記事】
- 昨今の難問中の難問、分子標的薬による激しい副作用が耐え難いので、中止したいという..
- 抗癌剤による心毒性に対して漢方薬や中薬類がサポートできるかもしれないこと
- 短い余命を宣告しながら、副作用の激しい抗癌剤を投与される医療は、患者さんたちにと..
- 最期まで抗がん剤治療に苦しめられた身内の実例によるトラウマ
- 末期癌における余命宣告の不思議
- イレッサの副作用に懲りて、次の選択肢、オプジーボの投与を拒否される困った患者さん..
- 抗癌剤の副作用に耐えられなくなって拒否した人達の主治医の反応はさまざま
- 分子標的薬による重度の皮疹や肝機能・腎機能障害の副作用に対する漢方薬は
- 抗癌剤の副作用問題は、患者も賢くないと、医師任せでは危険なときがある
- 余命を告げられながらも抗癌剤投与を受けたために・・・
- 抗癌剤を途中で拒否した人たち
- 抗癌剤の激しい副作用を漢方薬類によって軽減できるときと、できないとき
- 抗癌剤のやめどき
- どっちもどっち
- 世間では、抗癌剤の副作用による口内炎に半夏瀉心湯が有効といわれるが
- 2度の手術で取り切れなかった癌細胞が、4年後の検査で
- 高齢者への抗がん剤治療、国が大規模調査を検討というが
- 抗癌剤の副作用の軽減にも役立つ漢方薬や中草薬類
- フランス便り:フランスでは副作用事故のため、ドセタキセル(タキソテール)の投与を..
- 抗癌剤の副作用を漢方薬でどこまで軽減できるのか?