2008年11月14日のボクチン(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ
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年齢 : 40歳〜49歳の女性
ご職業 : 教職
簡単なご住所 : 遠方
お問い合わせ内容:
私は7年前にチョコレート嚢種、子宮内膜症、子宮筋腫が併発していることが発覚しました。
しばらくは何の不調も感じられませんでしたが、4年前から腹痛や腰痛を感じるようになりました。
病院には3か月に一度通っていましたが、根本治療ができないかと本やネットを調べ、鍼灸治療や漢方薬にに頼るようになりました。
最初は「クラシエの顆粒の桂枝茯苓丸」を服用し、体調も安定し、腫瘍マーカーの値もほぼ正常値になり、2年半は薬の効果で腹痛や腰痛を感じることがありませんでした。
しかし段々クラシエの桂枝茯苓丸では効き目を感じなくなってきて、生薬を服用するようになりました。
今は折衝飲を飲んでいますが腹痛、腰痛が起こることがあります。
現在、右側の卵巣は6センチ程になり、悪性化する前に下記の手術を受けることを考えたらどうかと言われています。
@ 右側卵巣のみ摘出
A 右側卵巣+子宮の摘出
手術の話がでたひとつの理由は、腫瘍マーカーの値が上がってきているためです。
そして一か月前から生理を止める薬を飲み始めました。
医師からは、子宮も一緒にとってしまえば、生理が起こらなくなり、子宮内膜症も起こらないこと、正常なほうの卵巣も嚢種になる心配がないこと、そして子宮癌になるリスクがなくなるので、Aをすすめられています。
その医師によると、卵巣や子宮をとっても、何の弊害がないと言うのです。
私としては、本当に何の問題も起こらないのであれば、両方とってしまってもいいかなぁと思いますが、どうしても何の弊害もないという論理には疑問を感じてしまいます。
私のまわりで、乳がんや子宮がん等で摘出してしまった人は、がんは克服できたとしても、術後も体調がすぐれなかったり、足が象足のようにむくんでしまったり、甲状腺を左右摘出しなければならなかったりと、不調の中で生活している人をよく見かけます。
私はまだ40代前半で、これからまだまだ元気に働いて、老後に備えなければなりません。
一回の手術でもとっても慎重になってしまいます。
私にとって最も理想的なのは、子宮内膜症を克服して、6センチになった卵巣のみとることです。片側の卵巣のみになっても、内膜症が起こらなければ、残った卵巣までもチョコレート脳腫になることもなく閉経を迎えることができます。
また漢方薬によって病気の予防等になったら、なおさらいいと考えています。
質問1
貴店のブログによると、子宮内膜症は漢方薬で根治しやすい実績があると書かれていましたが、子宮内膜症が治ったと判断するのには病院でどんな検査をしたらいいのでしょうか?
質問2
最初はどの程度の頻度で通ったらいいのでしょうか?
質問3
診断しなければわからないとは思いますが、子宮内膜症、チョコレート嚢種、子宮筋腫等などの病気では、一般的に漢方薬はどの程度費用がかかりますか?
(頭痛、冷えのぼせ、右足の薬指、小指のしびれ、疲れがたまると蕁麻疹などの不調をかかえています)
質問4
予約はいつ頃からとれますか?
2008年11月14日のボクチン(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ
お返事メール:
頂いた文面からは、腫瘍マーカーの問題など、将来、癌化する可能性が高いのでしたら、もしも本当に癌化した場合、年齢がお若いだけに、高齢者よりも進行が早い傾向にありますので、主治医が奨められる通りに、Aの手術を行うのが順当だと思います。
術後の後遺症については、しっかりフィットした漢方薬を配合すれば、という条件付ですが、とても有効で、多くの後遺症をかなり軽減することが可能です。
主治医に癌になる恐れを指摘されているのでしたら、ほとんど根治率は極めて高いはずです。
ちょうど貴女と同じような状況下(癌化の可能性があり得るという診断)で、確信犯的に手術を嫌って、関東から通われている三十代の女性もおられますが、こちらでは手術を受けることを奨励・説得しつつも半年間継続された時点では、検査上は悪化もしないかわりに、よくもならず、体調だけは好転していますが、やはりこの女性が確信犯的に有無を言わさず押しかけて来られた理由が、身近で若い友人達が、術後の後遺症で相当に苦しんでおられるということでした。
いずれにせよ、術後の後遺症の問題こそ、漢方薬でその多くを改善できるので、若い人こそ、高齢者と違って体力があるのですから、積極的に手術を受けるべきだと思います。
もしも、若い年齢で発癌すれば、進行が比較的早い傾向にあるのは、決して都市伝説などではないようです。
繰り返しますが、術後の後遺症については、しっかりフィットした漢方薬を配合すれば、という条件付ですが、とても有効で、多くの後遺症をかなり軽減することが可能です。
取り急ぎ、お返事まで。
明日のブログに続く。
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