2009年10月18日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母
近藤氏は、もともと漢方薬や健康食品の有用性をまったく認めようとしない偏頗な持論を展開される人だから、氏の書かれることは、話半分で参考にする方が無難である。
10月30日の出版予定の書籍、近藤誠著『がんより怖いがん治療』。
まだ出版されてもないのに、これを話題にしてブログを書くとは、早合点に思われるが、既に書籍のタイトルだけで、既に中身を的確に要約されているはずである。
だから、早合点の勇み足だと揶揄される気遣いはあり得ない。
このタイトル、ある人にとっては的確であり、ある人にとっては、とんでもない話であろう。
抗癌剤の副作用がやや激しくとも、正確な弁証論治にもとづいた漢方薬でサポートすることで、副作用を十分に軽減し、抗癌剤治療が終了後も、引き続き漢方薬や中草薬類を継続服用することで、目覚しい改善が得られたり、あるいは根治したケースも珍しくない。
抗癌剤に漢方薬や中草薬類を併用して、ステージ4の悪性リンパ腫が、副作用をほとんど消すことが出来たお陰で、6クールの抗癌剤治療が可能となり、ほぼ根治した例や、手術不能の肺の小細胞癌でさえ、放射線と抗癌剤に中草薬類の併用によって、完璧に根治した例もある。
ステージ4で脳転移および全身転移の状況下でも、抗癌剤や免疫療法では進行にブレーキをかけるだけだったのが、漢方薬類の併用によって、一年半でほとんど癌細胞が消している例など、近藤氏の言われる「がん治療」が、漢方薬や中草薬の併用と相俟って。明らかに目覚しい効果を発揮した例は、枚挙に暇がない。
ところが逆に、残念ながら、西洋医学における点滴などによる抗癌剤治療によって、激しい副作用のために、明らかに寿命を縮めてしまった例も、枚挙に暇がない。
たとえば、下咽頭癌に放射線治療と漢方薬類のサポートによって、原発巣は消失したまま、肺の小さな転移がありながらも、3年近く元気で過ごされていたのに、体力があるうちにと点滴による抗癌剤が仇になり、爆発的な脳転移が発生して、数ヵ月後に亡くなられた例。
スキルス胃癌で卵巣転移が生じ、それぞれ摘出手術後に行った抗癌剤で、腫瘍マーカーが爆発的に高値となったため、西洋医学治療を断念し、漢方薬や中草薬類だけに賭けられたところ、さいわいにも根治して、あれから十一年。
地元に生き証人として、現在も予防的に漢方薬類を継続されている。
その他にも、昨今でも、適応を認められてない内服の抗癌剤によって、急速に転移が拡大し、腫瘍マーカーも爆発的に高値となったので、直に中止したところ、腫瘍マーカーが急速に回復している例など、近藤誠氏が指摘されるように、抗癌剤が仇となる例も、枚挙に暇がない。
要するに、我が漢方薬局で、漢方相談を受けた経験上でいえば、半数の人には、確かに近藤誠氏の指摘される「がんより怖いがん治療」となっているのは、間違いない事実だと思われる。
ところが、残りの半数の人にとっては、西洋医学治療は、明らかな有用性が見られるので、その副作用などは、漢方薬類のサポートによってかなり防げる場合も多く、さらには抗癌作用をかなりサポートすることも可能で、それによって、たとえステージ4と診断されている例でも、根治する例さえ、あり得るように思われる。
だから、近藤誠著『がんより怖いがん治療』の指摘は、半数の人に該当するが、半数の人には、間違った指摘であると思われる、というのが、あくまでヒゲジジイの個人的な感想である。
ただ大きな問題は、抗癌剤などが逆効果に働いてしまう半数?の人達。
激しい副作用とともに極端に寿命を縮めてしまうケースさえ見られるのは、近藤氏が何十年来指摘してこられた問題として、大いに賛同できる部分でもある。
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2010年10月18日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母
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