2014年09月29日
合成医薬品の鎮痛剤常用の弊害(漢方薬とは大違い)
2008年9月29日のボクチン(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ
牛黄製剤を主体にしたやや複雑な配合の漢方薬で肝硬変が、医師から「治っているよ」と言われるほど、あらゆる検査数値が正常化して数年。
ところが昨今、坐骨神経痛で歩行がやや不自由だと、当方には相談することなく整形外科に通院し、ここ3ケ月以上、鎮痛剤をもらって飲んでいたという。
初期には少し疼痛が楽になっていたが、その後はほとんど効果がなくなっていたのに、それでも真面目に続けていた。おそらく鎮痛剤の常用によって活性酸素を誘発して、却って逆効果となりはじめていたのだろう。
通院しても治らないので、ようやく坐骨神経痛も治して欲しいということになり、疏経活血湯エキス製剤で、あっさりと半月も経たぬ間に、いやらしい疼痛は即治してしまった!
その頃、前後して数ヶ月ぶりの血液検査では、相変わらず肝臓関連の検査に異常はまったく見られないものの、クレアチニンの数値が異常値を示していた!
それみたことかと、検査の採血をされるほんの少し前に、鎮痛剤を中止してもらっていて幸いだが、明らかにクレアチニンの上昇を齎せたのは、整形から投与されていた鎮痛剤が原因であることは、ほぼ間違いないだろう。
次回は12月の検査ということだが、御本人は、それまでにクレアチニンが正常化するだろうかと心配されているが、鎮痛剤を止めたことでもあるし、また、もともと肝硬変治療用に飲まれている漢方薬の配合中の一つに、茵蔯蒿湯も含まれているので、おそらくその頃には完全に正常化するはずである。
人間様というのは、実に不思議な動物で、肝硬変のような重大疾患を、漢方薬の効果の連用によって、主治医に「治っている」とまで言わしめたほどだから、ありきたりな坐骨神経痛こそ、漢方薬の得意分野であることくらい分かりそうなものだし、日頃からも自慢げに言っていたはずである。
にもかかわらず、肝硬変患者にとっては、やや危険を伴う整形の鎮痛剤を安易に常用されていたとは、これも「幸福否定の心の闇」としか思えない。
応援のクリックをお願いします⇒
2009年9月29日のボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ
2010年9月29日のボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ
posted by ヒゲジジイ at 00:06| 山口 ☀| 医師や歯科医師による誤診や医薬品の誤投与問題
|